稚内大谷高校2年の長谷川來希さんが、国家資格の危険物取扱者の乙種第1類から6類の全ての試験で一発合格を果たした。同校で開いた資格取得集中講座のほか、自宅での勉強で努力の成果が実を結んだ。長谷川さんは将来に役立てたいと意欲を見せる。
危険物取扱者の乙種1類は花火の材料等に使われる酸化性固体。2類は可燃性個体。3類は自然発火性物質及び禁水性物質。4類がガソリンや灯油、軽油などの引火性液体。5類は自己反応性物質、6類は酸化性液体の取り扱いに必要な資格。
長谷川さんは昨年8月から同校の集中講座を受講し、11月に乙種第4類に合格。免状に書かれた乙種第4類の記載を見て「興味本位から」と、全ての項目を揃えたいと全種類合格に挑戦。「一度でも落ちたら諦めようと思っていました」としながらも、講座のほかに自宅でも過去問やテキストを解くなど自主学習に励み、今年7月に3、6類。11月に1、2、5類に一発合格を果たした。
将来は消防士を目指している長谷川さん。これらの資格を「今後に役立てたい」と笑顔。同校でも、高校生での乙種全種類合格は珍しいのではとし、部活動(バレーボール部)と両立させながらの努力を称えている。
(横山淳也)
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