バドミントンクラブチームの心奏羽B・Cに所属している稚内東中2年、上木湊都さん(14)が8月9日に岩見沢スポーツセンターで開かれた第44回全日本ジュニアバドミントン選手権新人の部南・北北海道予選会の男子シングルスで3位入賞し、12日から15日に釧路で開催の全国大会出場権を得た。上木さんは「全国で1勝でも出来るように頑張ります」と意気込んだ。
男子シングルスには北北海道地区の選手26人が出場し、トーナメントで争った。上木さんは1回戦がシードで2回戦から登場。砂川の選手を相手に正確なラリーでミスを誘い、セットカウント2対0で勝利。準々決勝で旭川東光の選手には体調不良を抱えながらも粘りを見せ、セットカウント2対1で勝ち、準決勝進出。ここで勢いが止まり、砂川の選手に0対2で敗れたが、3位決定戦では相手選手が棄権し不戦勝となった。
今年の全国大会は釧路が会場で、北北海道のみ開催地枠(2人)で上位4人までに出場権が与えられた。上木さんにとっては小学6年生以来2年ぶり、中学では初の全国大会。プレーの持ち味は相手コートのネット近くにシャトルを落とすヘアピンでミスを誘い、チャンスをつくる。「速く動き、速く拾うことを心掛けています」と話し、全国でも優位な展開に持ち込みたいとした。
全国大会ではジュニア新人中学1、2年生の部に上木さんを含む111人がトーナメントで争った。
上木さんは小学1年生からバドミントンを始め、4〜6年生では毎年全国大会に出場。東中では1年生の頃、バドミントン部で活動していたが、今年度から心奏羽B・Cがクラブチームに移行したことでクラブに所属。毎週2回のチーム練習と自主練でほぼ毎日、トレーニングに励んでいる。
父で心奏羽B・Cでコーチを務める上木洋司さんは「小学生の頃を含め4回目の全国。堂々と自分のプレーをすることで結果は必ずついてくる。頑張ってほしい」とエールを送る。(梅津眞二)
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