紫書道教室 本郷佳菜さん 特別賞1席 清水舜紀さん 特別賞4席 第56回全国学生書道展 「書塾の部」2年連続で団体準優勝

【名寄】

全国学生書道展で健闘した紫書道教室の生徒たち

 第56回全国学生書道展(国際書道協会主催)で、市内の紫書道教室(主宰・内田春蓮さん)で学んでいる生徒15人が入賞。このうち、本郷佳菜さん(14)=名寄中2年=が特別賞1席、清水舜紀さん(15)=同3年=が特別賞4席に輝いた。また、「書塾の部」で同教室は、昨年に続き、団体準優勝(国際書道協会準優勝旗、北海道議会議長賞)を獲得した。
 同書道展は北海道、札幌市などの後援で実施。「スポーツを楽しみ仲間とともに成長しよう」をテーマに、作品5112点の出品があった。
 最高賞に次ぐ、特別賞1席に輝いた本郷さんは、今書道展では「進む勇気」の文字をしたためた。本郷さんは「1席を取れると思っていなかったので、うれしい気持ちと、最高賞が取れなかったという悔しい思いもあります」と語る。
 本郷さんは書道を習っている姉に憧れて、小学1年の頃に紫書道教室で習い始めたという。書の魅力について、「やればやるほど上達するところが楽しいです。字が上手だと、何を書くにしてもモチベーションが上がります」と話す。
 特別賞4席の清水さんは「記録更新」の文字をしたためた。清水さんは「勢いのある字を意識しました。ちょっと残念ではありますが、席に入ることができうれしいです」と語る。
 清水さんは幼稚園の頃(6歳)から書を習い始めたという。「字は書体などが無数にあり、常に楽しめ、飽きないところが魅力です。いろいろな字を深められるところが面白いと思います」という。
 本郷さん、清水さんともに学生名人(毛筆)で、すでに一般の部(高校生以上)でも活動しているという。
 本郷さんは「これから受験などもありますが、高校生になっても、書道はずっと続けていきたいです」。清水さんは「これからもいろいろな字を深めていけたらと思います」と抱負を語る。
 この他、特別賞に清水麻琴さん(東小3年)、渡部脩矢さん(名小4年)、谷亜依來さん(南小4年)、五十嵐皐人さん(西小4年)、東藤大都さん(東小5年)、林川篤斗さん(西小6年)、室太雅さん(西小6年)、平島唯月さん(東小6年)、氏家愛心さん(東中1年)、◆條礼美さん(名中1年)、東藤大河さん(東中3年)、石原侑果さん(名中3年)、吉川誓哉さん(名中3年)が選ばれた。
 生徒たちの活躍に、内田さんは「子どもたちの日頃の頑張りがしっかりと表れ、全国300以上の支部の中から栄誉ある団体準優勝をいただくことができ、本当にうれしく思います。国の登録無形文化財であり、日本の伝統文化である書道の楽しさや、正しく美しい文字をこれからもしっかりと伝えていきたい」と話している。

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