美深柔道スポーツ少年団 道小学生学年別 武島承太郎さん3位 旭柔連杯中学生 加藤煌太さん優勝 練習成果を発揮し健闘

【美深】

 美深柔道スポーツ少年団(加藤保昭代表)の団員たちが、2大会で健闘。第22回北海道小学生学年別柔道大会で武島承太郎さん(美深小4年)が4年男子40kg超級の部で3位入賞。第55回旭柔連杯中学生柔道大会で加藤煌太さん(美深中2年)が個人戦男子60kg級で優勝するなど4人が入賞。団体戦では3位入賞した。
 学年別大会は、北海道柔道連盟が主催し、18日に千歳市開基記念総合武道館で開催。全道の強豪選手が一堂に会する主要大会の一つで、各地の少年団や道場の4年生から6年生まで464人がエントリーした。
 美深少年団は、4年男子40kg超級の部(34人出場)で武島さんが3位入賞。同大会では初めて入賞者を輩出した。
 体格の大きな選手が多く「相手をあおっても、なかなか体勢を崩せなかったです。得意技の背負い投げや内股に入りにくく、不利な状況がたくさんありました。準決勝でも相手が大きかったので、相手を振って体幹を崩して背負い投げに入ろうと思いましたが、大外刈りを掛けられて負けてしまいました」と振り返る。
 今後の課題として、体格の大きな相手への対応を挙げており「背負い投げをする時に両脚を付かないよう練習したいです。背負い投げは右から掛けることが多いので、左からの背負い投げも極めたいです。来年は優勝一択です」と語る。
 小中学生の大会では、両脚を付いての背負い投げは反則となる(片脚は可能)。
 監督を務めた美深柔道連盟会長の酒井博昭さんは「焦らず落ち着いて試合に臨んでいた。熱心に練習しており、次の目標に向けて頑張ってほしい。相手も成長して、別な大会でも相手が対策をしてくるので、それに打ち勝つように練習してほしい」と期待を込めている。
 旭柔連杯は、旭川柔道連盟が主催し、18日に旭川市東光スポーツ公園武道館で開催された。旭川、美瑛、美深の少年団、道場、中学校の8チームから59人が出場。中体連上川管内代表決定戦の前哨戦に位置付けられている。
 美深少年団は、個人戦男子50kg級の部(8人出場)で小倉大空さん(美深中2年)が準優勝、同60kg級の部(10人出場)で加藤さんが優勝、同81kg級の部(5人出場)で遠藤優さん(同)が3位、同90kg・90kg超級の部(6人出場)で近野楓太さん(同)が3位。
 団体戦では先鋒・小倉さん、次鋒・信岡空さん(同)、中堅・加藤さん、副将・遠藤さん、大将・近野さんのチームが3位入賞した。
 加藤さんは「得意技の大内刈り、体落としを練習通り決められたので勝ちました。準決勝は延長戦となり、闘いづらい相手で苦戦しました。決勝はタイミングよく体落としで相手を投げました」と振り返る。
 今後は中体連大会を見据えており「上川代表決定戦で優勝し、全道大会では初戦を突破したい。技を増やすことやタイミングよく技に入れるよう練習を重ねたいです」と意気込んでいる。
 小倉さんは「決勝では自分の悪いところが出て、焦ってしまいました。得意技の背負い投げを決めようとして、相手の内股に負けてしまいました。中体連は上川代表決定戦優勝に向けて頑張りたい。足技から相手を崩して入る練習をしたいです」と語る。
 少年団代表の加藤さんは「練習通りに体が動いていた。技を掛けても投げ切るまでの力が出せていないところもあるので、その点を意識しながら練習してほしい」と促している。

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