【下川】
下川商業高校(濱下昌也校長)の「吉本興業より学ぶプレゼンテーション講座」が、10日午前10時50分から午後3時15分まで行われ、同校の全生徒が学んだ。
下川町と吉本興業は、2018年7月に「SDGs推進における連携協定」を締結。下川町の「ローカルの力」と、吉本興業の「エンタメの力」を活かして持続可能な地域社会の実現を目指している。
の紹介により、今回の講座が実現。吉本興業の芸人から、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力の知識や技術を学び、今後の自己表現力アップや進路活動への対応力を養うことを目的にしている。
今回、吉本興業の札幌支社から、オジョーさんと、ゴールデンルールズの根本さんの2人の芸人が同校を訪問。午前は3年生を、午後からは1・2年生を対象に、笑いを交えて講座を行った。
3年生対象の最初の1コマでは、それぞれ自己紹介から入って、自己表現の高め方などについて伝えた。
オジョーさんは、吉本興業の俳優コースの出身で、牛丼の大食い競争でブレイクした。根本さんは、芸人の傍ら札幌で居酒屋、カレー屋、カラオケバーなど6店舗を経営し、約40人を雇っていることなどを話した。
2人とも、面接を受ける際の心構えとして「ハキハキ答える」「質問の意図を酌み、一瞬で判断して返す」ことが大切と述べた。
また、社会に出てから、ビジネスマンとして大切なことは、近江商人が活動の理念を表した「3方よし(買い手、売り手、世間)」の考え方であることを伝えた。
また、それぞれの進路について、選んだ理由や目的などを、双方向で笑いを交えてやり取りしていた。
休憩を挟んだ2コマ目は、1分間の模擬面接などを実施。生徒たちは、楽しみながら自己表現力の向上について学んだ。