貴重な体験に感謝 藤島少年少女交流 サッカー少年団が帰着報告

【名寄】

加藤市長らに帰着報告した
名寄ピヤシリサッカースポーツ少年団の団員たち

 名寄市と姉妹都市提携を結ぶ山形県鶴岡市(旧藤島町)を訪れていた少年少女訪問団が5日に帰着。9日午前10時に訪問団一行が市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に帰着報告した。
 名寄・藤島交流友の会と藤島・名寄交流友の会による名寄・藤島少年少女相互交流事業で、派遣と受け入れを隔年で実施。コロナ禍の影響で事業を中止していたため、4年ぶりの再開となった
 昨年8月、藤島ジュニアサッカークラブの5人と羽黒サッカースポーツ少年団の子どもたちなど10人を受け入れたため、今年は2日から5日までの日程で、名寄ピヤシリサッカースポーツ少年団の団員20人(6年生9人、5年生11人)と引率2人が訪問した。
 訪問先では、昨年来名した藤島クラブの子どもたちと試合や食事などを通して交流を深めた他、名寄開拓の祖である太田家の墓参り、加茂水族館や東田川文化記念館、羽黒山見学などで歴史や文化を学んで楽しんだ。
 報告会では、名寄・藤島交流友の会の黒井徹会長、加藤市長が「藤島地域の一部で発生した水害の影響が心配されたが、無事、交流できて良かった。歴史や文化なども学んで有意義な体験ができたと思う。この経験を今後の生活に生かしてほしい」と挨拶した。
 訪問団を代表して名寄少年団指導者の千葉章雅さんが、関係者の力で安全な交流ができたこと、試合だけではなく、各種見学やおいしい食事など幅広い経験ができたことに感謝した。
 団員を代表してキャプテンの倉口翔琉音君(名寄西小学校6年)が「試合などを通して絆を強めることができました。また、たくさんの思い出をつくることもできて、充実した4日間でした。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました」と報告した。
 最後に岸小夜子教育長が「出発式の時と今を比べると、成長したように見える。多くの支えによってできた交流であり、感謝の気持ちを忘れず、これからもいろんなことに勇気をもってチャレンジしてほしい」と伝えた。