速く走るポイントなど指導 名寄高校陸上競技部、市内小学生対象に陸上教室

【名寄】

名寄高校陸上競技部(中村将大主将、部員10人)の「陸上競技教室~運動会で一番をめざそう~」が、11日午後1時から同校グラウンドで開かれ、参加した小学生に速く走るためのポイントなどを伝えた。
市内の小学4年生から6年生までを対象とした恒例の陸上教室。運動会で少しでも速く走ってもらえれば―と企画、開催しているもの。コロナ禍で中止した年もあったが、今年で10回目を迎えた。
教室には9人が参加。「リズムに乗って楽しい準備体操」「速く走るための動きづくり練習」「友達に差をつけるためのスタート練習」をテーマに、部員たちが考えた指導メニューを実践した。
開会で中村主将が「短い時間ですが、速く走るための方法を教えたいと思っています。分からないことがあったら積極的に聞いてください」と挨拶するとともに、自己紹介でコミュニケーションを深めた。
準備体操後、ウオーミングアップを兼ねて足の動作をスムーズにするためのサイドステップやクロスステップなどを実践。また、速く走るためには上半身の使い方が重要性となるため、「腕をしっかりと振ることが大切」などと伝えた。
続いて、ラダーやミニハードルを使用したドリル走、スタートダッシュの練習などを行い、走るスピードを上げるための正しい脚の上げ方を身に付けていた。
速く走るために必要な上半身、下半身の正しい身体操作、技術を学んだあと、50mのタイムを計測。練習成果を発揮して全力で走り切り、好タイムを出して喜んでいた。