【名寄】
能登半島地震に伴う災害派遣隊員の見送り行事が、7日午後1時10分から陸上自衛隊名寄駐屯地(藤田明大司令)で行われ、隊員2人の被災地での活躍を願った。
多くの被害をもたらした能登半島地震。今もなお多くの被災者が避難所生活を送っている状況。全国の自衛隊が被災地での支援を展開する中、名寄駐屯地からも隊員2人が、1月7日から約3週間にわたり石川県志賀町で被災者の入浴支援を展開した。
今回、被災地支援のため派遣されるのは第342会計隊給与係長の加藤到(いたる)3曹、第2後方支援連隊第2整備大隊偵察直接支援小隊装輪車整備陸曹の吉田勇樹2曹の2人。
加藤3曹は北部方面入浴支援隊会計直接支援班、吉田2曹は北部方面入浴支援隊第2後方支援連隊入浴支援小隊に所属し、石川県羽咋郡志賀町にある熊野交流センターでの入浴支援などに当たる。派遣期間は今月末までの予定。
同駐屯地で行われた見送り式には、藤田司令をはじめ隊員約800人が参加。
加藤3曹は「被災された方々や、現地で活動している隊員のニーズに迅速に応えられるよう、任務にまい進してまいります」。
吉田2曹は「名寄駐屯地の隊員として恥ずかしくないよう、任務を完遂してまいります」と決意を述べた。
2人は小型トラックに乗車。多くの隊員に見送られながら、被災地に向け出発した。