雪フェス開幕を心待ちに 陸自4高群の名寄雪まつり見学ツアー 一足早く滑り台など楽しむ

【名寄】

陸上自衛隊第4高射特科群(南俊之群長)による「名寄雪まつり見学ツアー」が、6日から9日まで「第72回なよろ雪質日本一フェスティバル」会場の旧豊西小学校グラウンド(市内西15南4)で行われ、子どもたちが滑り台を一足早く楽しむ光景が見られている。
雪フェス本番(10日~12日)を前に、4高群隊員による大雪像「おぱんちゅうさぎ」や滑り台などの制作支援に当たっている隊員との交流や、一足早く滑り台を体験してもらい、地域住民に自衛隊への理解と信頼を深めることなどを目的に実施。
見学ツアー期間中は、市内の幼稚園や保育所、小学校の幼児や児童、教職員、高齢者大学など合わせて約160人が訪れた。
見学3日目の8日午前10時には名寄市南保育所の所児や保育士ら35人が来場。子どもたちは、大雪像「おぱんちゅうさぎ」の姿が目に入ると大はしゃぎ。
会場内を巡回し、「なよろ国際雪像彫刻大会ジャパンカップ」の雪像制作の様子を見学した他、各国の出場者とハイタッチで交流を深め、所児たちは「雪像を見せてくれて、ありがとう」と感謝の言葉。
続いて、滑り台体験は、チューブ滑りと尻滑りの2班に分かれて実施。
隊員が安全に気を配る中、子どもたちはスピード感あふれる滑りを、一足早く体感。「もう一回滑りたい!」などと笑顔で坂を駆け上がる姿も見られた。
大雪像をバックに隊員と記念撮影するなど、10日の雪フェス開幕を心待ちにしている様子だった。