【名寄】
風連公民館講座「新春書き初め・墨絵詩書講座」が、11日午後1時からふうれん地域交流センターで開かれ、幅広い世代が書を楽しんだ。
新年恒例の行事で、子どもから大人まで12人が参加。講師は美深町生まれ、旭川市在住の墨絵詩書家、ル・サロン会員の小林白炎(本名・裕幸)さんと、妹の紀子さんが務めた。
書き初めの課題は、幼児「くも」、小学1年「にじ」、2年「あさひ」、3年「青空」、4年「晴天」、5年「雪明かり」、6年「新春の朝」、中学生「初志貫徹」。高校生と一般は自由課題。
書き初めでは、筆を手に力強く書をしたためながら、新年の思いを表現。上級の課題や課題以外の文字もしたため、見事な書を披露していた。
墨絵詩書では、白炎さんの作品を手本としたり、オリジナルの絵と詩をつづったりしながら、墨の濃淡を生かしつつ力作を完成させていた。
会場では、祖父と一緒に参加した子どもをはじめ、家族ぐるみで取り組むなど、和やかな雰囲気だった。
参加者は「今までは楷書だけだったが、行書はデザイン性があって自由に表現でき、新しい感覚だった」と話していた。
白炎さんは「年齢にかかわらず、多くの方たちが交流を持つことができて、良い機会となった。これをきっかけに書道文化がもっと広まってほしい」と語っていた。
参加者の作品は今月末まで同センター内で展示している。
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紀子さんと墨絵詩書を仕上げた
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書き初めに挑戦する子ども
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