風連商工会通常総会 6月15日に白樺まつり 経営改善、地域振興事業など 会員減少に伴い、商工会事業検討へ

【名寄】

25年度の事業計画を承認した通常総会

 風連商工会(中尾公一会長、会員100人)の第65回通常総会が、21日午後6時からふうれん地域交流センターで開かれ、「ふうれん白樺まつり」などのイベント開催、経営改善普及や地域振興事業などの事業計画を承認。また、会員減少に伴い、商工会事業について先を見据えて検討する。
 開会で中尾会長は「本年度は風連商工会にとって大きな転換点になるのではないか―と考えており、一つ目は3月末に解散した風連まちづくり観光が開催していた『ふうれん白樺まつり』を商工会が主体となって6月15日に開催。ふうれん3大祭りとして開催していた『風舞あんどん』『ふうれん冬まつり』も合わせて引き継ぐのが本来かと思うが、地区の人口減少や時代の流れもあり、白樺まつりのみ開催することにした。二つ目は昨今の業種を問わず、人手が足りない現状を鑑み、個店、個社の労働力不足の解消につながれば―と考え、働き手と事業者をマッチングするアプリを活用し、多様な働き方を推進し、人手確保、雇用創出につなげたい」。
 さらに「三つ目は商工会員数の問題。会員数が101を切ると北海道の補助金要項が変わり、補助金(経営改善事業費、経営改善事業人件費)が減少するとともに、職員数が1人減となる。3月末の会員数が100人であるため、本年度、会員の加入促進をしたとしても、今後は現実の問題として商工会や地域振興の事業などをどうするか、検討する時期と考えており、皆さんの協力をお願いしたい」と挨拶。
 25年度の事業計画は、基本方針として、国や地方行政の施策を効果的に推進するため支援体制を整え、危機的状況に直面する地域商工業者の維持継続のため支援活動を推進。さらに混迷が予想される小規模事業者の経営業務に対して親身になった支援を行い、経営体制の安定化と業務の効率化へ必要な対策を進める。
 経営改善普及事業は巡回訪問を基本として、国や道、名寄市の中小企業支援策などを有効活用し、個店、個社の経営維持、革新への支援体制を推進する。
 地域振興事業や地域住民の豊かな生活支援策として、6月の白樺まつりを商工会が主体となって継続。9月の「ふうれん街中マルシェ」と合わせて地区内交流人口の増加と地域活性化を図る。商工会が指定管理を受けている、ふうれん地域交流センターの利用促進を図り、地域にぎわい創出の拠点とする。

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