高校団体で6年ぶり優勝 名寄銃剣道少年団、個人戦は2人が入賞 加藤市長に全国大会成果報告

【名寄】

加藤市長に大会結果を報告した武蔵君、蓮君、
響君、伊織君(前列左から)

 名寄ピヤシリ銃剣道スポーツ少年団(寒河江正博団長)の団員4人が、道外で開催された全日本大会で大活躍。高校大会の団体戦で6年ぶり2回目の優勝を果たすとともに、個人戦でも2人が入賞し、関係者を喜ばせている。
 同団から、谷伊織君(名寄東小学校5年)が第47回全日本少年少女武道錬成大会(6日・日本武道館)。谷武蔵君(名寄高校3年)、石山蓮君(同2年)、石山響君(同2年)が第37回全国高校生銃剣道大会(7日・同館)に出場。
 同団が優勝した高校大会の団体戦には53チームが出場。トーナメント戦で行われ、シードとなった同団は2回戦から登場し、順調に勝ち進み、見事、6年ぶり2回目の優勝を果たし、「強豪・名寄」を全国に知らしめた。
 個人戦では、武蔵君が3位に入賞。兄弟の蓮君と響君は表彰台には上がれなかったものの、健闘した。
 武蔵君の弟の伊織君は、個人戦の銃剣道小学5・6年の部で3位、短剣道小学5・6年の部で2位に入賞して好成績を収めた。
 団体戦では、北海道代表チーム(3人編成)の1人として出場し、3位に入賞して貢献した。
 出場した4人は、18日午後2時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に大会成果を報告。武蔵君は「高校最後の大会で、個人戦で優勝したいと思っていたので、3位に終わって悔しかった。団体戦では緊張していつも通りの試合ができず、2人に助けられたが、決勝戦は自分らしい試合ができ、優勝できてよかった」。
 蓮君は「個人戦が悔しい結果だったので、団体戦は優勝したい気持ちが強かった。武蔵君が高校最後の大会だったので優勝させたい気持ちも強かった。結果を出せてうれしい」。響君は「団体戦は大将を務めた。緊張したが、自分の力を出せて優勝できてよかった」と話した。
 小学5・6年の部に初出場した伊織君は、防具を着けた対人の公式試合は初めの経験で、「目標は優勝だったので、短剣道2位、銃剣道3位で少し悔しかった。来年は優勝できるよう頑張りたい」と意欲を見せた。
 加藤市長は「団体戦優勝おめでとう。個人戦も大健闘で、素晴らしい成果だった。伊織君は来年の大会でリベンジしてほしい。武蔵君、蓮君、響君は、次の国民スポーツ大会銃剣道競技(10月に滋賀県で開催)でも北海道代表として頑張ってほしい」とたたえ、激励した。