高齢者福祉テーマに総合的な学習 名寄南小5年生、地域住民と交流深める

【名寄】

名寄南小学校(井上隆一校長)5年生70人の総合的な学習が、27日午前10時15分から同校体育館で行われ、さまざまな遊びを通じて、地域住民との交流を深めた。
学習は、障がい者福祉や高齢者福祉について理解を深める、名寄市社会福祉協議会の「子どもの心を育む講演・交流事業」を活用して実施。同校5年生は、今交流を皮切りに、今後、認知症サポーターの講座や高齢者施設への見学、福祉従事者による講話などを通じ、高齢者福祉について学んでいく計画。
この日の学習は、身近な地域住民と遊びを通じて交流を深める機会として企画。麻生区町内会、豊栄区町内会、ボッチャ愛好団体「名遊会」から14人が参加した。
児童が中心となって進行され、前半は「モルック」「風船バレー」を実施。児童と地域住民からなるグループを四つ作ってゲーム開始。「モルック」は棒(モルック)を投げて木製のピンを倒し、得点を競うスポーツで、高得点が出るたびに歓声が上がった。
一方、風船バレーは、いすに座った状態で体験できるもの。2チームに分かれネットを挟んでバレーボールの要領で行われ、スパイクやサーブを決めたり、風船が地面に落ちないようラリーを繋いだりと、風船に集中する姿が見られた。
後半は昔の遊び体験。けん玉やお手玉、めんこ、コマなどが用意され、児童たちは地域住民から遊び方を教わりながら、笑顔で交流を深めていた。

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