【名寄】
アメリカ・ニューメキシコ州で行われたホーク部隊実射訓練検閲(ASP)で、陸上自衛隊名寄駐屯地の第4高射特科群(齋藤良平群長)の第315高射中隊(世増康太中隊長)が日本一に輝いた。第316高射中隊(村松雄太中隊長)は全国第2位となり、4高群がワンツーフィニッシュの快挙を成し遂げた。
4高群はアメリカでのミサイル実射訓練において、1992年から「要撃成功・優秀」の評価を毎年獲得するなど、道北防空の骨幹部隊として活躍している。
今年は第315高射中隊、第316高射中隊が、多くの地域住民の激励を受けながら、10月中旬からの実射訓練検閲に臨んだ。4高群が全国1位、2位を独占するのは、2023年(第316高射中隊・1位、第315高射中隊・2位)以来となる快挙。
健闘を見せた隊員たちの労をねぎらおうと、高友会名寄支部(金塚裕支部長)主催、名寄駐屯地共催のASP成果報告会が、21日午後7時からホテル藤花で開かれ、自衛隊後援諸団体、地元企業、隊員ら約100人が出席。
齋藤群長が多くの支援に感謝を込めながら、「ASPにおいて4高群は、6個中隊の部隊が参加する中、315高射中隊が対空戦闘の部門で日本一を獲得し、総合で第1位。第316高射中隊は射撃準備の部門で日本一となり、総合で第2位という成果を獲得した。この成果を獲得できたのは、両中隊の活躍もあるが、群全体で支えてきたというところがある。ASP報告会冒頭に当たって、まずは日本1、2を取ってきたことを報告させていただきます」と報告。
金塚支部長から世増第315高射中隊長に日本一獲得の看板が贈られた。
来賓を代表して、名寄地方自衛隊協力会長の加藤剛士市長が「あらためて、おめでとうございます。このような成果が出たことは、大変誇らしく、感動している。群全体でASPを支え、これほどの成果を残された、齋藤群長のリーダーシップ、皆さんの奮闘に感謝したい。何よりも皆さんが無事に戻ってきたことを、うれしく思う。引き続き皆さんが働きやすく、そしてやりがいの持てる環境づくりに向けて、さまざまな運動を展開していきたい。優勝の美酒を皆さんで味わいましょう」と祝福。
名寄自衛隊協力婦人会のメンバーから、隊員に花束が贈られるなど、両中隊の成果を祝った。


世増中隊長

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