【名寄】
 加藤たけしと耀く名寄をつくる会の西川准司会長は29日、来年4月に予定されている任期満了に伴う市長選に向け、現職の加藤剛士市長(54)へ5期目に向けて出馬を要請した。
 加藤市長は、市内若手有志らの支持を受け、2010年4月の選挙で初当選。14年、18年、22年の選挙では無投票で再選を果たし、来年4月で4期目の任期が満了となる。
 出馬要請で西川会長は「役員会を開催し、来年4月の市長選について協議を重ねた。結果、後援会の総意の下、5期目に向けて出馬要請することを決定した。人口減少、財政難といった厳しい課題が多い4年間になると思うが、今まで手がけてきたことを実らせていただき、新しい4年間の名寄のまちを引っ張ってほしい」と5期目の出馬を要請した。
 加藤市長は「4期16年目に入り、長くやらせていただいているが、長くやることが良いのか―という面もある。一方で、さまざまな要因が重なる中で厳しい財政状況にあり、職員には行革指示も出しており、市民の理解も得ないと進まない」とし、「要請いただいたので、しっかりと皆さんの思いを受け止め、家族や関係者などと相談して、近いタイミングに意思表示させていただきたい」と伝えた。
 また、「期数を重ねるごとに市長職の責任の重さを痛感している。最初に出馬したときの後援会の応援、推挙が原点であり、次期選挙について後援会の意思表示をいただいたので、しっかりと前向きに検討したい」。
意思表示のタイミングについては「関係者や後援会と相談して決めたい」と話した。
 最後に西川会長は「手がけている政策がまだ実を結んでいないものもある。次の5期目で完結するわけではないが、種をまいたところ、これから芽が出るところ、芽が出ているところなど、少しずつ形になっていく中で、そのときに市長でいてほしい」と思いを話した。


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