SL排雪列車「キマロキ」 目標達成、237万円集まる クラファン終了、170人が支援 新たなパンフレット制作中

 【名寄】

「キマロキ」を見学した北海道科学大学の学生たち

 SL排雪列車「キマロキ」の保存伝承に向けたクラウドファンディングが、8日まで行われたが、目標金額を達成し、最終的に237万円となった。
 クラファンは「キマロキ☆ミライプロジェクト」として、今年で展示保存50年を迎える「キマロキ」の魅力発信活動をはじめ、歴史の記録、パンフレット更新、グッズ販売などに取り組むために実施したもので、名寄SL排雪列車(キマロキ)保存会を中心に、音威子府村若手まちづくりグループnociw*(ノチウ)、北海道科学大学未来デザイン学部有志学生が協働している。
 返礼品として「キマロキ」を解説した新たなパンフレット、「キマロキ」をかわいらしくデザインしたアクリルチャームなどを用意した。
 5月12日からクラファンがスタートし、6月8日までの28日間で実施したが、9日目の5月20日に目標金額の120万円を達成。観光列車「花たびそうや」の名寄駅到着時や「なよろアスパラまつり」でも活動をPRしてきた。
 最終日の6月8日までに237万9116円が集まり、支援者は170人を数えた。
 まずは「キマロキ」のパンフレットのリニューアルから取り組んでおり、現在、同学部の学生有志が同保存会の会員からインタビューした内容などを踏まえながら、デザイン案検討やデータ作成を行っている。
 パンフレットは、7月19日から21日までの3日間開催されるSL排雪列車キマロキ展示保存50年記念事業「キマロキまつり」で披露される予定。
 また、学生有志による子ども向けワークショップも予定されている。

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