STEP名寄教室 生徒3人が金・銀・銅と健闘 毎日こどもピアノコン宗谷地区予選 池田君、海野さんは本選会に出場

【名寄】

毎日こどもピアノコンで健闘した海野さん、
池田君、中渡さん(左から)

 市内西4南7のピアノ・エレクトーン教室「STEP(ステップ)」名寄教室に通う生徒3人が、7月21日に旭川市の大雪クリスタルホール・音楽堂で開かれた「第43回毎日こどもピアノコンクール宗谷地区予選会」に出場。小学5・6年の部で池田結翔君(名寄小5年)が金賞、海野鈴華さん(風連中央小5年)が銀賞、中渡衆璃さん(名寄南小5年)が銅賞に輝く健闘を見せた。
 同コンクールは、毎日新聞社が主催し、1982年から開催されている歴史あるコンクール。今年も7月から全道11カ所で地区予選会が展開され、宗谷地区予選は、旭川を除く上川管内と留萌、宗谷管内を対象に開かれた。
 池田君は、同コンクールは6回目の出場。地区予選では課題曲「インヴェンション第13番」(J.s.バッハ)、選択曲「『少年時代の画集』より エチュード」(ハチャトゥリアン)を演奏。金賞を受賞し、「初めてのホールで緊張しましたが、練習通り弾けました」と語る。
 海野さんは5回目の出場。課題曲「アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集より『マーチ ト長調』」(Ⅽ.P.Eバッハ)、選択曲「無言歌集 第2巻Op.30より『なぐさめ』」を演奏。銀賞を受賞し、「これまで何度も訪れたことのあるホールでしたが、緊張しました。もうちょっと弾けたかなと思います」と振り返る。
 中渡さんは5回目の出場。課題曲「インヴェンション第4番」(J.s.バッハ)、選択曲「羊飼いの家路」(ブルグミュラー)を演奏。銅賞を受賞し、「初めてのホールでしたが、楽しく弾けました。うまく弾けたと思いますが、ちょっと悔しいです」と語る。
 池田君は4歳から、海野さんも4歳から、中渡さんは6歳からピアノを習っているという。ピアノの魅力として、池田君は「だんだんと難しい曲が弾けるようになっていくのが楽しいです」。海野さんは「悲しい曲を弾いていると、自分も悲しい気持ちになったり、楽しい曲は、楽しく演奏できます」。中渡さんは「強さが変えられたり、同じ曲でも人によって弾き方が変わるところがおもしろいです」と話す。
 8月6日に札幌サンプラザコンサートホールで開催される本選会には、池田君、海野さんが出場する。池田君は「練習通りに楽しく弾きたいです」。海野さんは「会場にいるみんなを、納得させられるような演奏をしたいです」と力強く抱負を語っている。