17個人・団体に各賞や感謝状 下川町表彰式で功績たたえる

【下川】

下川町表彰式が5日午前10時半から、町バスターミナル合同センターで行われ、功労表彰3個人、功績表彰2個人、善行表彰1団体、感謝状10個人と1団体を表彰した。
例年11月3日の“文化の日”に行っていたが、受賞者から平日開催を求める声を受け、前年から平日開催に。感謝状贈呈も表彰式でまとめて行うのではなく、知事・各省の表彰受賞者には都度行う方針に切り替えた。
功労表彰は濱下伸一郎さん(下川町代表監査委員を20年)、藤原基喜さん(下川町農業委員会委員を33年、うち会長職務代理と会長を各6年)、谷一之さん(下川町議会議員5期19年11カ月、町長2期8年)。
功績表彰は丸井義嗣さん(下川町選挙管理委員会委員を4期15年、その間委員長職務代理者1期3年、委員長2期3年)、加藤哲雄さん(元町公区長を20年)に授与。
善行表彰は町内に支店を置く建設業・谷組(環境整備を10年以上ボランティアで実施)に贈呈した。
感謝状は対象者のうち、多額な寄付をした濱下さんと小林ウメ子さんに贈った。
表彰式には受賞者6個人・団体が出席。田村泰司町長から各種町表彰盾や感謝状を贈られた。
田村町長が式辞で「皆さんの功績を表彰できることは大きな喜び。町民を代表し、深く感謝申し上げます」と述べ、持続可能な地域社会の構築に向けて、指導・協力を求めた。我孫子洋昌町議会議長も祝辞を寄せた。
前町長で札幌市在住の谷さんは、表彰を受け「議員と町長の30年近くの政治活動で、住民の『幸せ』を考え、行ってきた。住民との協働が不可欠だが、下川は住民が協力し合えるまち。移住者も多いまちで、発信力を高めることで移住・定住が進んでいけると思う。今は、公益財団法人はまなす財団の専務理事を務め、北海道全体の地域づくりの支援に携わるが、ふるさと下川にも力を入れたい」と語る。

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