【名寄】
名寄ミニバスケットボール少年団(鯖戸貴也団長)の男子チーム(坂口雄飛主将)は、第49回北海道ミニバスケットボール大会名寄・稚内・留萌地区男女合同予選会(11月・留萌管内羽幌町)に出場し優勝。今月12日から恵庭市などで開催される全道大会への出場を決めた。男子チームのメンバーは、4日午後5時に市役所名寄庁舎の加藤剛士市長を訪問し、優勝の喜びを報告するとともに、全道大会での健闘を誓った。
ミニバスケットボール(ミニバス)は、12歳以下の小学生を対象とした競技。1試合4クオーターからなり、選手10人以上がゲームに出場しなければならないなどのルールがある。
地区予選会男子の部には、名寄、稚内、留萌の3地区から6チームが出場。名寄少年団は予選リーグを2戦全勝で通過。順位決定トーナメントでは、初戦で「枝幸チーム」に100対13で勝利。決勝は「るもいチーム」と対戦。チームプレーで試合の主導権を握り、73対36で優勝を決めた。地区予選会を経ての全道出場は、3年ぶり2回目。
名寄庁舎には男子チームのメンバー13人が訪問。全道大会出場に向けメンバーは、「全道ではシュートを決めて、ディフェンスもしっかり行い、一勝でも多く勝ちたいです」「練習成果を出し切りたいです」「全道は強いチームばかりですが、最後まであきらめず全力で頑張りたいです」などと抱負。
予選会を振り返り、坂口伸吾コーチは「普段から、ボールを取ったらすぐ前へとつないで攻める、スピード感あるバスケットボールを意識して練習している。それらの練習成果を十分に発揮でき優勝できたと思う。選手の頑張りはもちろんだが、保護者の方々にたくさん応援をいただいた」と話す。
名寄ミニバス少年団は現在、男女合わせて54人が所属。このうち男子チームは高学年17人で構成。毎週火曜・水曜は名寄小体育館、土曜・日曜は東小体育館で練習している。坂口主将は「男子チームは、みんな仲良く練習したり、応援したりできる良いチームです」と語る。
全道大会は今月12日から恵庭市、千歳市、江別市を会場に開催。全道各地から代表32チームが出場し、トーナメント形式で対戦。名寄ミニバス少年団男子チームは、初戦で函館地区代表チームと対戦する。
全道大会に向け、坂口主将は「全国につながる大会なのでとても緊張しています。ここまで来ることができたのは、指導してくれるコーチと応援してくれる保護者のおかげです。名寄地区を代表して出場するので、礼儀や荷物の整理などもきちんとして、試合にも勝ちたいです。まずは初戦突破を目指します」と抱負。
坂口コーチは「全道は強豪ぞろいだが、自分を信じて選手一人一人頑張ってほしい」と語る。
報告を受け、加藤市長は「ここまでチームが強くなり、全道大会に出場できることは本当にすごいこと。全道大会は、予選会に比べはるかに高いレベルでの試合になると思う。しかし、みんなが立てた目標を一つ一つ成し遂げれば、必ずや良い結果が得られると思う。練習成果を発揮し、思い出に残る大会にしてほしい」とエールを送った。