5年ぶりに一般開放で企画 陸上自衛隊名寄駐屯地、9日に「創立71周年記念行事」 多くの地域住民へ来場呼びかける

【名寄】

ポスターを手に来場を呼びかける名寄駐屯地隊員

陸上自衛隊名寄駐屯地(司令・藤田明大第3即応機動連隊長)の創立71周年記念行事が、9日午前8時半から同駐屯地で行われる。今年は5年ぶりに駐屯地を一般開放する形で行われ、多くの地域住民の来場を呼びかけている。
名寄駐屯地の歴史は、1952年12月の保安隊(現在の自衛隊)美幌駐屯地からの管理隊の移駐に始まる。53年3月には主力部隊の第3連隊が宇都宮から、3連3大隊が高田から移駐。同年5月に開庁式が挙行され駐屯地としてスタートを切った。以来、日本最北の防衛を担う傍ら、国際貢献活動や災害派遣、自治体の各種行事支援、ボランティア活動など、地域と共に歴史を刻んでいる。
創立記念行事は、地域住民が自衛隊活動に理解を深めながら、駐屯地や隊員と親しんでもらう機会に―と、駐屯地を一般に開放し行われる。
今年はテーマに「『地域とともに 作る 生きる 歩み続ける』~かわらぬ思い このさきも~」を掲げる。一般開放は午前8時半から午後3時までとなっている。
当日の主な日程をみると、午前10時から駐屯地メイン道路・営庭を会場に記念式典を挙行。観閲式、オートバイドリル(午前10時40分)、格闘演武(同11時5分)、観閲行進(同11時20分)などを実施予定。
駐屯地内ではさまざまなアトラクションが用意され、装備品展示、キッチンカー出店、ちびっこコーナー、史料館開放、呈茶の他、自衛隊車両の体験搭乗(午後0時半~同2時50分)、音楽演奏(午後1時半~同2時)、太鼓演奏(午後2時~同2時20分)などを予定。子どもから大人までが楽しんでもらえる内容となっている(天候によっては一部アトラクションについては規模縮小、または中止となる可能性もある)。
なお、当日は名寄市スポーツセンターから駐屯地までの無料送迎バス(直通)を運行予定。
創立71周年記念行事に関する問い合わせは、名寄駐屯地司令業務室(01654③2137、内線205・206)まで。