【名寄】
９月の全国大会に出場する久末さん
市内の社会人フットサルチーム「dispositivo-de-fut（ディスポジティボ-デ-フット）」に所属する名寄消防署勤務の久末雅輝さん（24）が、北海道選抜チームの選手に選ばれた。７月に札幌市で行われた選考会に参加して見事に合格したもので、９月に滋賀県で開催される全国大会に出場する。
久末さんは２００１年４月、下川町の出身。小学３年生のときに下川サッカー少年団に入団。小学校卒業後、地元中学校にサッカー部がなかったため、名寄のクラブチームに所属してサッカーを続けた。
中学生になってからフットサルの魅力にはまり、下川商業高校時代は旭川のチームに所属、北海道のトップリーグで活躍。また、高校２年と３年のときに18歳以下のフットサル北海道選抜選手にも選ばれ、２年時に全国大会３位、３年時に全国優勝を経験している。
高校卒業後は札幌の救急救命士の専門学校に進学、卒業後、22年４月から名寄消防署に勤務。翌23年から現チームに所属して活動している。
道北リーグや全道大会などでの活躍が高く評価され、選考会メンバーの約30人に選ばれた。日本のトップリーグとなる「Ｆリーグ」に所属するエスポラーダ北海道（現在はＦ２リーグ）の元選手や、北海道トップリーグのチーム選手などそうそうたる顔ぶれがそろう中、７月に札幌で開催された選考会に参加し、見事、北海道選抜チームの選手（19人）に選ばれた。
また、道リーグ以外の地域リーグ所属チームから選ばれたのは久末さんだけ。
久末さんは「レベルの高い選手ばかりなので自信はなかったが、自分の持ち味（ドリブルでの仕かけ）を出せた。選ばれてうれしい」と振り返った。
ポジションは、フットサル用語で「アラ」（サッカーではミッドフィルダーのようなポジション）を得意としており、「全国大会でも持ち味であるドリブルで積極的に仕かけ、目標であるチーム優勝に貢献できるよう頑張りたい」と意欲を見せている。
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