選手5人が全国小学生大会へ 名寄ピヤシリソフトテニス少年団 加藤市長に意気込み語る

【名寄】

加藤市長に全国への意気込みを語った団員と今団長(左)

 名寄ピヤシリソフトテニス少年団(今尚文団長)に所属する藤原結斗さん(名寄南小5年)、南部桜さん(下川小5年)、和田紗来さん(名寄南小5年)、堀田ひなさん(名寄東小3年)、南葵衣さん(名寄南小3年)の5人は、来年3月に千葉県白子町で開かれる第25回全国小学生ソフトテニス大会(通称・白子大会)へ出場する。5人は14日午後4時半に市役所名寄庁舎の加藤剛士市長を訪問し、意気込みを語った。
 第22回北海道小学生秋季ソフトテニス選手権大兼第25回全国小学生ソフトテニス大会道予選会(ダブルス)が5日に美唄市で開催。
 藤原さんは、小金煌翔さん(札幌きたの少年団)とペアを組み、ダブルス5年生男子の部(出場10ペア)に出場。予選リーグは4ペアの対戦となり、このうち3ペアが2勝1敗で並んだが、ポイント数で勝利。決勝リーグへ進み3位で全国大会出場を決めた。
 ダブルス5年生女子の部(同14ペア)に出場した和田さん・南部さんペアは、予選リーグを1位で通過。決勝トーナメントでも勝ち進み、決勝では野幌のペアと対戦したが敗退。準優勝で全国への切符を手にした。
 ダブルス4年生以下女子の部(同23ペア)では、南さん・堀田さんペアが善戦。予選リーグを1位で通過し、決勝トーナメント準決勝で、同大会で優勝した大麻・本郷のペアに敗退。3・4位決定戦で北広島・苫小牧のペアに勝利し、3位で全国出場を果たした。
 名寄庁舎を訪問した5人は、加藤市長に喜びの報告を行った。
 藤原さんは道予選会を振り返り、「調子が悪い時もあって、それに気付かず、どんどん攻めて行って負けたことが反省点です。コーチングの時に、一点一点を大事にプレーしていれば勝てる―と言っていたので、今回の大会を通じて一点の大切さを実感しました」。
 和田さん・南部さんは、「全道予選会では、昨年優勝した寿都のペアに勝てたことが特にうれしかったです」と話す一方、自分たちの成長について、「作戦などをちゃんと話し合えるようになり、これまで以上に、息の合ったプレーができるようになってきたと思います」。
 南さん・堀田さんは、小学3年生の女子ペアとして白子大会に出場するのは、同少年団では初という快挙。道予選に向けて特に力を入れた点について、「これまでのダブル後衛を、前衛と後衛の役割がはっきりした『雁行陣(がんこうじん)』にあらためて練習し、その成果を出すことができました」と語る。
 全国大会は来年3月29日から31日まで千葉県白子町で開催される。
 全国大会に向け、藤原さんは「昨年は全国で2勝できたので、今回は2勝以上したいです。白子は風が強いので、注意しながらプレーしたいです」。
 南部さんは「笑顔で楽しくプレーし、一勝でも多く勝ちたいです」。
 和田さんは「北海道代表として出場するので、みんなの分も勝ち進み、ペアと一緒にメダルを持ち帰りたいです」。
 堀田さんは「ボレーやスマッシュをたくさん決めて、いっぱい点数を取りたいです」。
 南さんは「もっとペアと話し合いながら、これまでやってきたことを発揮できればと思います」と抱負を語った。
 今団長によると、同少年団による白子大会は、2011年に初出場し、15年から本年度までで12年連続、通算15回目の出場となる。今団長は「道北地区は少年団が少なく、大きな大会へ出かけなければ、良い技術の吸収もできないし、交流もできない。保護者の皆さんに送り迎えしていただき、大会に出て経験を積んだ成果が、白子へ出場できている要因と感じている。これからも続けて出場できるように頑張りたい。ご支援よろしくお願いします」と話した。
 報告を受け、加藤市長は「全国大会への出場おめでとう。厳しい予選を勝ち抜いての出場。日頃の練習で送り迎えなど、皆さんを支えている父母への感謝の気持ちを持って全国でも頑張ってほしい」と激励した。