南中ソーラン連では、10月30日から11月3日まで、稚内市の友好都市・沖縄県石垣市を訪問。小学2年生から高校3年生までのメンバー12人と保護者7人が滞在し、現地の子ども達と互いの伝統演舞で交流。一大イベントの石垣島まつりへの参加などで南中ソーランを通じ、友好交流の推進とメンバーの成長に繋げた。
石垣市には2016年以来の訪問。30日に那覇、31日に石垣に入り、地元の子ども達と「こっこーま やいまっ子おどり教室」で交流。こっこーまは方言で「お利口さん」。現地の伝統演舞と南中ソーランを互いに披露し、踊り方を教え合うなど有意義な一刻。南中ソーラン連にとっては、市外の演舞団体と交流することが少ないだけに貴重な機会。岡田哲哉会長は「メンバー同士2人1組で踊りを教え合い、稚内の子ども達は初めての体験に充実していました」と振り返った。
翌1日は親善・友好・姉妹都市等歓迎交流会が開かれ、全国各地や台湾などから代表者が参加。出席した市議会の伊藤正志副議長が稚内市について紹介し、南中ソーラン連が演舞を披露した。
2日は石垣島まつりに参加し、生憎の小雨模様だったが、市民大パレードでは50団体から1千900人以上が参加する中で、メンバー達は大きな掛け声と共に約1㌔を練り歩いた。このあと、ステージパフォーマンスで元気に演舞を披露し、観客が最北地域の伝統芸能に親しみを寄せていた。
岡田会長は「石垣の子ども達とも楽しく過ごすことができ、大きいステージで踊ったことがメンバーの成長に繋がった。今後も伝統芸能の保存、子ども達が活躍できるよう努めていきたい」と述べた。
(梅津眞二)
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