念願の北海道選抜大会出場決める 風連美深バレーボール少年団 有力チームと練習試合も イエスタ杯道北大会で準優勝 自分たちのペースに持ち込んで

【名寄・美深】

全道選抜大会進出に笑顔を見せる選手たち

 風連美深バレーボール少年団(神田蓮之佑主将、団員21人)は、イエスタ杯第45回北海道小学生バレーボール道北大会の混合の部で準優勝。来年1月に江別市で開かれる第42回北海道小学生バレーボール選抜優勝大会への出場を決めた。神田主将(風連中央小6年)は「自分たちのペースに持ち込んで点を決めたいです」と語る。
 風連美深少年団は、風連中央小学校、美深小学校、名寄西小学校の3校合同チームで活動している。
 道北大会は、北海道バレーボール協会、北海道小学生バレーボール連盟、株式会社北海道イエロースターズが主催し、11月1、2日に富良野スポーツセンターなどで開催した。
 混合の部には、各地区予選を勝ち抜いた12チームが出場。上位3チームが全道選抜大会の出場権を獲得する。
 風連美深少年団は、9月の名寄地区予選大会で第1代表を勝ち取って出場。準々決勝は留萌東光ウイングス(留萌地区第2代表)と対戦。第1セット21対16、第2セットは大接戦で25対23と辛勝し、全道選抜大会出場を懸けた準決勝に進んだ。
 準決勝は富良野扇山ファインズ(富良野地区第1代表)と対戦。扇山小学校には何度も足を運び、練習試合を重ねてきたライバルチームで、8月のサマーカップ大会予選ブロックでは敗退。道北大会は第1セット21対10、第2セットは一進一退の接戦となって22対20で勝利し、全道選抜大会進出が確定した。
 決勝は全道・全国大会常連の遠別イーグルス(留萌地区第1代表)と対戦。昨年の道北大会では準々決勝で対戦して敗退。遠別の強力スパイクに対抗し、風連美深少年団もスパイクを決めて追い詰め応戦したが、第1セット14対21、第2セット18対21で敗れ、惜しくも準優勝となり、道北地区第2代表で全道選抜大会出場が決まった。
 2023年の道北大会は準決勝まで進んだが、3位決定戦で敗れて涙を飲んだ。今年は全道選抜大会の出場権を得るため、道北大会で上位3チームの枠に入ることを目標に掲げて、道北、道東、道央の有力チームと練習試合をするなど、経験を積んでおり、今年の道北大会では大奮闘。努力が実った。
 道北大会について神田主将は「焦りと緊張で、練習でやってきたことがあまり発揮できなかったです」と振り返り、全道選抜大会進出を決める一方、準優勝だったことに悔しさを見せる。
 全道選抜大会は、北海道バレーボール協会、江別バレーボール協会、北海道イエロースターズが主催し、来年1月10日から12日まで江別市の道立野幌総合運動公園総合体育館で開かれる。
 チームの特徴として「自分たちがミスしたとしても、試合の流れを自分たちのペースに持っていけることです。さらにサーブも強いです」と話し、特に及川明衣さん(名寄西小6年)の強いサーブが光っている。
 念願だった全道選抜大会に向けて「優勝を目指しています。試合ではサーブのミスをしないことです。ミスをしてしまうと流れが相手に行ってしまうので、自分たちの流れに持っていって、点を決めていきたいです。サーブの練習を積んで、狙ったところに強く打っていきたいです」と意気込んでいる。
 なお、11月22、23日には深川市で開かれる「ふかがわカップ全道小学生バレーボール大会」に出場。好成績を残して弾みを付けようとしている。
 遠藤政文監督は「普段の練習から少年団OB・OG、中学生男子チーム『ARGENTO(アルジェント)』がサポートし、試合形式で練習している。佐藤信吾コーチ(元名寄西クラブ監督)が入ったことでさらにレベルアップし、指導体制が厚くなり、全道規模の大会に行けるようになった。全道選抜大会は風連美深少年団としては初めての出場。強いチームが多いが、一つでも多く勝ってほしい」と期待を寄せる。
 選手は次の通り。
 神田蓮之佑(風連中央小6年)、今村真寛(同6年)、及川華衣(名寄西小5年)、及川明衣(同6年)、阿部知里(美深小6年)、内藤咲月(同6年)、溝口琥汰郎(名寄西小5年)、丹伊田璃紅(美深小4年)、宮川陽莉(名寄西小4年)、阿部実月(美深小4年)、伊藤瑛士(名寄西小3年)、及川璃士(同2年)、阿部真稀翔(美深小2年)

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