【下川】
町内の自然や名所を自転車で巡りながら楽しんでもらう、ポタリング(自転車散走)と写真投稿を組み合わせた「しもポタサイクルラリー」が、4月26日から11月3日まで開催された。町内5人と町外2人の7人が参加し、投稿総数68点の中から入賞作品3点を選考。今月3日午後に結果を発表した。
同サイクルラリーは地元小学生の発案で、下川町を拠点に道北でポタリングを楽しむサークル「下川リンリン倶楽部(名寄川周辺で自転車を楽しむ会)」が、NPO法人しもかわ観光協会、名寄新聞社、五味温泉、NPO法人パンケヌカナン村準備会、五味温泉からの協賛を受けて昨年から開催。今回は2回目となり、期間やスポットも増やした。
フォトスポットを、市街地8カ所、郊外8カ所、各自のお気に入りスポットの合計17カ所用意し、5カ所以上を自転車で巡り、そこで撮影した写真を投稿してもらった。
受賞者はいずれも町内在住者となり、観光協会の「マイスポット賞」に菅沼亮輔さんの作品「足を離して、惚れた景色」(南1号線)、パンケヌカナン村準備会の「ナイスポタリング賞」に山口陽子さんの作品「道産子のハナちゃんとポタリング」(下川スキー場)、名寄新聞社の「ベストショット賞」には児玉こずえさんの「笑顔満開!桜ポタリング」(安原公園)を選考した。
観光協会事務局の高松峰成さんは、マイスポット賞に「町内には、名は無いが記憶に残る景勝スポットがいくつも存在する。こちらの1枚からは、そんな場所に出会えたときの高揚感や、ポタリングならではの体一つで風を切る、爽快さが感じられる」。
パンケヌカナン村準備会の普久原涼太代表はナイスポタリング賞作品に「ジャンプ台のあるスキー場は、夏も良い感じの丘の風景。自転車でのんびりポタリングをしていたら、ドサンコのハナちゃんにも会えたという、すてきなストーリー」。
名寄新聞社下川通信局は、ベストショット賞に「スポット作品から選考。人や自転車と一緒に青空、雲、ピンク色に咲く桜、緑の草地をバランスよく捉え、奥行きを感じる風景となっており、ポタリングを楽しむ様子も伝わる」と評価する。
リンリン倶楽部を主宰し自転車普及に幅広く取り組む「地蔵サイクル」の田中康之代表は「しもポタサイクルラリーも2年目が終了。ヒグマの出没などで参加が難しくなるケースも出てきたが、応募してくれた方々に感謝しています。来年も開催したいと思っていますので、ぜひ地元を自転車で楽しんでください」と語る。
名寄新聞社では、入賞以外の優良作品も選定し、1月1日付紙面で掲載する。

菅沼亮輔さんの作品

山口陽子さんの作品

児玉こずえさんの作品
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