下川町内で飼う「ハナ」(北海道和種馬)が筆者と地道に積み重ねていく軌跡を、リアルに伝えていけるよう、当時書き残した記録のまま、つづっていきたい。
以下は2017年4月下旬に書いたものである。その当時をイメージしながら読んでいただけたらありがたい。
下川町にも春が来た。春の野を駆け回る馬を「春駒」と表現するが、筆者も下川町内で飼う所有馬「ハナ」(北海道和種馬)に乗って、雪解けの進んだ草地を走っている。余談だが下川町の郷土芸能には「春駒」と呼ばれる踊りもある。
3月に入ると、ひと足早く雪解けが進む「国道」で、毎日のように愛馬に乗って軽く走りながらの散歩。5カ月ぶりの路上でも通行車両を気にすることなく、川に架かる橋も怖がらずに渡った。
ひづめも削って整え、4月17日には自転車と馬で道路を走る「ドサンコポタリング」を再開。自転車に乗った大人、子どもの7人と合流し、乗馬で国道、町道を走り抜けた。
「ドサンコポタリング」は、前年の5月から地元自転車サークルと連携して、月2、3回開催。積雪した10月以降、休止していたが、春を迎えて2シーズン目を開幕した。
2017年は春と秋に町内市街地付近「美桑が丘」、初夏には一の橋地区での移動放牧も検討中で、愛馬「ハナ」にとっても、充実した1年となりそう。


<今回は名寄新聞の2017年5月6日付掲載記事を基に再構成しました>
