【名寄】
7日に開幕した「JOCジュニアオリンピックカップ2024」会場のなよろ健康の森管理棟で、同日、名寄市立大学生が昨年開発した「ジュニアアスリート弁当」が、出場選手の希望者に販売された。
同弁当開発は、Nスポーツコミッション、同学コミュニティケア教育研究センター、北海道味の素株式会社の産学官連携による「なよろ健康レシピ開発プロジェクト」によるもの。同プロジェクトは、2021年度に立ち上げ本年度で3年目。
本年度のプロジェクトには、同学栄養学科の学生7人が参加。味の素が提唱する、アスリートの栄養環境改善などを目的に開発された「勝ち飯」のコンセプトを取り入れ、市内で料理研究などを行うGRACE CUISINE(グレイスキュイジーヌ)の石田雅子さんの協力で実施。
成長期のジュニアアスリートの体づくりに必要な栄養素などを考慮しながら、約半年をかけ、「跳び立て!なよろミラクル☆カラフル弁当」「カラダよろこぶカーリング弁当」「パクパクタンパク弁当」の3種の弁当を開発。
今回、ジュニア選手に提供された弁当は「パクパクたんぱく弁当」。「さくらえびと枝豆の混ぜごはん」「あんかけひじき入り肉団子」「ブロッコリーとかぼちゃとミックスビーンズのサラダ」など、彩り豊かな弁当で、タンパク質やビタミン・ミネラル、カルシウムなどを、おいしく効率的に摂取できるよう工夫が凝らされている。
この日は事前予約販売のみの取り扱いで、出場4チームから35個の受注があった。会場では弁当開発に携わった学生が、こだわりなどを説明しながら販売。購入した人たちは「ありがとうございます。おいしくいただきます」と笑顔を見せていた。
なお、9日の「ジュニアオリンピックカップ」健康の森会場で、一般向けに「跳び立て!なよろミラクル☆カラフル弁当」が販売される予定。