【名寄】
名寄を舞台に開催の「JOCジュニアオリンピックカップ2024全日本ジュニアスキー選手権大会兼全日本小中学生選抜スキー大会(ノルディック種目)」は、7日から10日までの日程で、ピヤシリシャンツェ、なよろ健康の森を会場に開催。スペシャルジャンプ、クロスカントリー、ノルディックコンバインドで熱戦が展開された。
このうち、スペシャルジャンプでは、男子組の下川商業高校3年、杉山律太選手が1本目94.5m、2本目91.0mと大ジャンプを2本そろえ優勝。女子組では同校3年の岩崎里胡選手が1本目90.0m、2本目92・5mで準優勝。同校3年の斎藤優選手が4位入賞と健闘した。
一方、女子ノルディックコンバインドで、名寄中2年の菊池楼紗選手は、前半ジャンプを4位で折り返し、後半クロスカントリーを経て総合5位入賞。学生選抜の中学2年で優勝を果した。
大会を振り返り菊池さんは「昨年が(総合)3位だったので悔しい。ジャンプ、クロカンとも自分としては良かったが、ジャンプは風にうまく乗ることができれば、もう少し距離を伸ばすことができたと思う。クロカンは上りでばててしまった」と語る。
今後は「伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイタージャンプ大会」(18日)でのテストジャンパー、余市町で開催のローカル大会(19~21日)を控える。
来季の目標に「常に表彰台に上がれる選手になること。12月は世界ジュニアの選考があり、そこに照準を合わせて練習に励み、世界ジュニアに出場できるよう頑張りたい」と気持ちを新たにする。
阿部雅司さんは「菊池さんは昨年、大倉山を飛んだことが大きな自信になったと思う。今日のジャンプも悪いジャンプではなかった。海外の大会を経験するともっとモチベーションが上がる。今後が本当に楽しみ」と期待を込める。
本紙管内各校出場者の成績は次の通り。
スペシャルジャンプ
男子 1杉山律太(下川商業高3年)12西田蓮太郎(同2年)19廣波琉海(同3年)32長谷川琉已(名寄中2年)34荻原健造(下川中1年)40小林裕大(下川商業高1年)49中村山太(下川中1年)
女子 2岩崎里胡(下川商業高3年)4斎藤優(同)13菊池楼紗(名寄中2年)24郡司真那(下川中3年)
中学1年 男子 3荻原健造 5中村山太
中学2年 男子 4長谷川琉已 女子 1菊池楼紗
同3年 女子 4郡司真那
クロスカントリー
クラシカル 男子 77矢野雅治(名寄中3年)
中学3年男子 15矢野雅治
フリー 男子 78矢野雅治
中学3年 男子 18矢野雅治
ノルディックコンバインド
男子 17廣波琉海 32荻原健造
中学1年 6荻原健造
女子 5菊池楼紗
中学2年 1菊池楼紗