地域へ根差し会員の絆を基本に、伝統文化守り活動継続へ 美深ロータリークラブ、創立60周年記念式典で誓う

【美深】

美深ロータリークラブ(石田政充会長)の創立60周年記念式典が、21日午後2時から町文化会館COM100で開かれ、節目を祝いながら、地域へ根差し、会員の絆とともに活動することを誓った。
同クラブは、名寄ロータリークラブがスポンサーとなり、1964年2月12日に創設、同年4月23日に認証を受け、国際ロータリー第2500地区(道北、道東)で31番目、全道では54番目のクラブとなった。
例年、美深高校生徒に対する模擬面接、美深育成園の子どもたちを招いてのクリスマス会、まちの清掃活動など、さまざまな地域に根差した奉仕活動に取り組んでいる。
記念式典は、石田会長による点鐘で開始し、谷口栄二実行副委員長による開会の言葉、大谷健介さんのソングリーダーで国歌とロータリーソング「奉仕の理想」を斉唱。山崎晴一実行委員長が来賓と参加クラブを紹介した。
続いて、物故会員の千葉智さん、倉兼政彦さんに黙とうをささげた。
山崎実行委員長が「時代は昭和、平成、令和と移り、高度経済成長、オイルショック、バブル景気・崩壊、新型コロナウイルス感染拡大と、さまざまなことが起きた60年だった。このような中で、わがクラブは会員相互の親睦、職業奉仕の基本理念のもとに行動し、独自の伝統、文化を守り、活動を継続している。長きにわたって継続できたのは会員の努力、関係各位のご指導、家族の理解であり、お礼申し上げたい。次の70周年に向けて活動を継続することを誓いたい」などと式辞。
石田会長は「1964年は東海道新幹線開業、東京オリンピック開催と戦後復興から高度経済成長へ大きく変わる中、世界最大の社会奉仕団体の一員として誕生し、活動がスタート。歴代ガバナーら多くの皆さん、チャーターメンバーの先輩諸氏に感謝している。地域に根差し、会員の絆を基本に活動。60周年を契機に会員一同、心新たに活動にまい進したい」と歓迎の言葉を寄せた。
来賓の鶴見誠一郎国際ロータリー第2500地区ガバナー(紋別港ロータリークラブ所属)、草野孝治町長が祝辞を寄せた。
坂井弘明事業委員長が記念事業を発表。美深町にドローン、美深町教育委員会にゼッケンを寄贈しており、石田会長から草野町長に目録が贈られるとともに、草野町長から石田会長に表彰盾が贈られた。
また、スポンサークラブの名寄ロータリークラブ(藤田健慈会長)に感謝状盾。50周年以降に会長を務めた宮原弘明さん、齊藤和信さん、谷口栄二さん、大塚一博さん、梶田幸宏さん、十亀一司さん、坂井弘明さん、遠藤伸浩さん、齊藤雄太さん、長野正稔さんに功労賞盾。100%出席会員で17年継続の齊藤宏行さんに記念盾が贈られた。
ロータリーソング「我らの生業」を斉唱し、齊藤和信式典委員長による閉会の言葉、石田会長の点鐘で式典を終えた。
記念祝賀会も開かれ、節目を祝いながら60年を振り返り、互いの親睦を深めるとともに、さらなる奉仕と活動に努めることを誓っていた。