【名寄】
名寄高校の男子バスケットボール部(武田龍之介主将)は、12月に開かれた「第36回北海道高等学校バスケットボール新人大会名寄地区大会」で優勝し、7年ぶりに全道大会への出場を決めた。武田主将(2年)は「念願の全道大会出場で、とてもうれしいです。まずは初戦突破を目指して練習に励みたいです」と気持ちを新たに語っている。
今月10日に開催された同名寄地区大会は、名寄高と下川商業高との1試合のみ。
名寄高は第1、第2クオーターで優勢にゲームを展開したが、下川商業高も激しい追い上げを見せ、試合は延長戦までもつれ込み、88対85で名寄高が接戦を制した。
名寄地区大会を振り返り、武田主将は「想定通りにはいかず苦戦した」と感想。7年ぶりの全道大会進出に、「1年の頃からずっと負け続けてきた相手。勝利したときは、ものすごく達成感を感じました」と話す。
同部は現在、1、2年生の選手11人で構成。武田主将は「チームの雰囲気も良く、毎日楽しみながら練習しています。後輩も技術があり頼もしい存在です」という。
勝利の要因として、メンバーたちは「これまでとは違い、守りの部分を強化したことと、攻撃面ではセットプレーを今年から導入したり、個々の技術を上げる練習に取り組んできた成果だと思います」と語る。
加えて、これまで以上に大会で勝利したい―という強い気持ちを持って、日ごろの練習に取り組んできたとのこと。
全道大会は来年2月2日から4日までの日程で、帯広市の「よつ葉アリーナ十勝」などを会場に開催。全道各地区の代表32校が出場予定で、トーナメント形式で対戦。名寄高は初戦で強豪、釧路江南高との対戦が決まっている。
全道大会に向け、メンバーたちは「守りの部分をさらに徹底強化を図り、40分間、常に強度の高いディフェンスができるようになること。また、攻撃面ではさらに個々の技術力を上げて、チームとしてもまとまりのある攻撃ができるようにしたいです」と、初戦突破を目指し練習に熱を入れている。
名寄高男子バスケットボール部の選手は次の通り。
武田龍之介、黒澤悠飛、野口修人、櫻田陽大、町陵太朗、野原琥珀、泉陽翔、本間涼、木村莉旺、松井優樹、鈴木颯流