名寄社協と名寄LC 災害時の車両提供・炊き出しなど 災害ボランティア支援の協定締結

【名寄】

協定を締結して握手を交わす中島会長と久保会長

名寄市社会福祉協議会(中島道昭会長)と名寄ライオンズクラブ(久保和幸会長、会員44人)による「災害時等におけるボランティア活動に関する協定」の締結式が、5日午前10時から社会福祉協議会事務所で行われた。
社協では、災害の際、災害ボランティアセンターを設置する規程を制定して、既に名寄市、名寄青年会議所と同様の協定を締結している。一方、ライオンズクラブにおいても、同様の協定を締結する傾向が全国的に広がっている。
協定は、ライオンズクラブが支援する内容として、①活動するボランティア等の移動や活動等に利用する車両(バス、軽トラック等)の提供②活動拠点に必要な設備及び災害ボランティア活動に必要となる資機材等の提供③活動するボランティア等が利用する駐車場等の提供④会員が有する専門性等を活かした物的・人的支援の提供⑤ボランティアを対象とした飲食物(炊き出しや飲料等)の提供⑥その他、双方の協議による必要な支援―などを盛り込んだ。
締結後、中島会長は、「近年、大規模自然災害が増えており、能登半島地震の際も、職員2人を派遣した。災害ボランティアセンターを設置できるマニュアルを制定して災害時に備えている。ライオンズクラブの皆さまにご理解いただき、協定を締結できたことに感謝したい」。
久保会長は「ライオンズクラブでもこのような協定の締結が国内で進んでいる。私たちは奉仕団体なので、今後も社会福祉協議会と協力して、市民の安全安心な生活を支えていきたい」と、それぞれ挨拶した。