プランターに花苗植える 美深小学校で「人権の花運動」

【美深】

さまざまな花の苗を植え込んだ子どもたち

「人権の花運動」が、7日午前9時20分から美深小学校(藤原雅宏校長)で行われ、子どもたちがプランターに花の苗を植え込みながら、命の尊さについて考え、学んだ。
 同運動は、法務省が主催。主に小学生を対象とした啓発活動で、1982年度から実施している。
 学校に配布した花を子どもたちが協力して育てることで、生命の尊さを実感してもらうとともに、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を持ってもらうことを狙いとしている。
 美深町内では、2019年度以来5年ぶりの実施。同省から委託を受け、町と人権擁護委員が連携して、同運動へと取り組んでいる。
 この日は同校3、4、5年生58人と、町内在住の人権擁護委員の宇野育子さんが参加して、プランターへの花苗植え込み作業を行った。
 ベゴニア、マリーゴールド、ペチュニアなどの苗160株が用意され、プランター40個に植え込んだ。
 子どもたちは、きれいに花を咲かせ続けよう―と丁寧に作業へ当たっていた。
 児童を代表して中西雅さん(5年)が「とてもきれいな花でびっくりしました。持ってきていただいて、ありがとうございます」と礼を述べた。
 宇野さんは「優しく花を植えてくれて、花が美しく咲き続けることを楽しみにしています」と語った。
 プランターは校舎周辺に置いており、来校者たちの目を楽しませている。