児童、保護者、教職員が協力 名寄小学校PTAの花壇整備作業

【名寄】

名寄小学校(大谷和範校長、児童137人)PTA(樋口圭太会長)主催の花壇整備作業が、2日午後4時半から同校で行われ、児童と保護者、教職員が協力して花壇を美しい花で飾った。
同校PTAは、コロナ前(2019年)まではクラス役員(3人)の他に、環境部、育成部、広報部の3部会(各クラスから1人ずつ)を有し、花壇整備は環境部が担当していた。
しかし、コロナ禍となり、ほぼ全ての活動が停止となった。コロナが5類となった昨年、これまでの部会を廃止した経緯がある。
樋口会長は「少子化に伴う保護者への負担や働き方改革が推進される中で、コロナ以前と同様の活動は難しく、なるべく学校や保護者の負担にならないよう形を見直した」と説明。
PTA主催の主要事業として花壇整備、街頭指導、ガラス拭き、学年レクリエーションに取り組むことに。このうち花壇整備は、花苗の植栽(7月)、雑草取り(8月)、片付け(10月)の三つの作業に分担。全体の中から参加者を募り、作業を行うこととした。
第1回目となった花壇整備には、児童と保護者、教職員合わせて45人が協力。作業を前に樋口会長が「花苗の植栽を通じ、保護者と先生同士の交流を深めてほしい。子どもたちは花を見て、命について考えてくれたら―と思う」と挨拶。
作業は同校校舎南側にある円形の花壇2カ所で実施。参加者は2グループに分かれ、花壇の中の石や雑草、球根などを取り除いた後、用意したベゴニア、マリーゴールド、サルビアの花苗計240株を丁寧に植栽。参加者は会話を弾ませながら、笑顔で作業に当たる様子が見られた。