キタキタ森(下川町北町)に来たハナ

 2020年10月10日、愛馬ハナと共に、下川町北町、象の鼻展望台付近にある「キタキタ森」を訪れた。町内在住の木工作家、臼田健二さん所有の森林である。
 「キタキタ森」は、80年以上前の皆伐(かいばつ)後、自然に更新された広葉樹主体の森林。臼田さん手作りのツリーデッキ、ブランコ、たき火場がある。臼田さんは5年前(2020年当時)に「森を管理しながら育て、過程で出る木材で作品を作る」という、持続可能な物づくりを目指し、この森林を購入。町内北町の北に位置するから「キタキタ森」と名付けた。
 筆者はハナに乗り、自転車に乗った妻と町内三の橋の牧草地を出発。北町を横断し、展望台へ続く急坂を上り、この森林へやってきた。
 臼田さんも身近な人に声を掛けてくださり、大人9人と子ども5人、馬1頭で集まり交流を深めた。たき火を囲み、持ち寄ったさまざまな食材を焼いて味わった。わが家は自家製のリンゴ、馬糞で育てたサツマイモを用意。ハナは森にある草を味わい、来場した方々も草を刈って与え、触れ合ってくれた。
 皆さんに乗馬も楽しんでいただいた。森の傾斜を上がり下りして、平坦な場所とは違う感覚を体験してもらった。
 素敵な時間をくださった臼田さんや皆さんに、お礼申し上げます。

<今回は名寄新聞の2020年10月19日付掲載記事を基に再構成しました>