利尻FC小堀さん・北海道トレセンに参加 刺激受けレベルアップへ意欲

【利尻富士】

道トレセンキャンプで経験を積んだ小堀さん

町内2中学校の生徒対象のサッカークラブチーム利尻FCに所属する鴛泊中1年のMF・小堀凌典さん(13)が、9月の北海道トレセンU―13後期キャンプ=道サッカー協会主催=メンバーに選出され、高いレベルでプレーする選手達とトレーニングなどを重ねた。良い刺激を受ける機会となり「もっと上手くなりたい」と日々の練習に熱が入っている。

 トレセンは、将来有望な選手を発掘して質の高い指導で経験を積ませる日本サッカー協会のトレーニングセンター制度。

  小堀さんは、7月に管内のトレセンメンバーに選出。ここで、日頃の活動などの成果で道北(旭川以北)トレセンに参加する6人の1人に選ばれた。

  道北トレセンには全体で40人が選ばれ、練習などで存在感を示し、北海道トレセン交流大会のメンバー64人に入った。この交流大会でも関係者の目に留まり、9月20~22日に札幌市で行われた北海道トレセンU―13後期キャンプメンバー50人の枠に入った。

  道選抜の選考も兼ねた同キャンプでは、連日トレーニングを重ね、最終日には試合も。道選抜には届かなかったが、小堀さんは「上手な選手達がたくさん集まり、良い刺激を受けた。基本でもあるパスやトラップなどの精度が高い人が多かった」と振り返る。

  利尻FCの青山佳祐監督(鴛泊中教諭)は「何事にも一生懸命に取り組む。現状に満足せず、人や選手としても更に成長してほしい。また、今回道内のトップ選手達が集まるキャンプに参加したことで、利尻FCのほかの選手にも良い影響を与えている」などと話した。

  家族や親戚、友人らの影響で小学1年生から利尻富士町内の利尻サッカー少年団に所属し、今春から利尻FCでプレーしている小堀さん。「今回のキャンプで、もっと努力する必要があると感じた。自分の武器であるスピードを活かし、少しでも多く得点に絡む選手になっていきたい」と意気込みを話した。

      (原拓弥)

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