【名寄】
名寄市北老人クラブ(高橋勝会長)の創立50周年記念式典が、28日午前11時から同クラブで行われ、会員、来賓ら約30人が出席した。
同クラブは、1974(昭和49)年5月に北新区などに居住する有志で設立され、初代会長は山下秀三さんが務めた。2014年には40年記念式典を実施している。
物故者へ黙とうを捧げた後、高橋会長が、50周年記念誌(しおり)は猿谷洋志事務局長が手作りで作成したことに触れながら、「北老人クラブは東12区、西12区、北新区などの有志を中心に74年に設立されました。関係者や名寄市のおかげで、79年に公設の会館(北老人クラブ)として開館でき、完成が11月28日だったことから、本日に式典を行いました。ピーク時に会員は150人近くいましたが、現在は20人と減少している。今後も、会員の皆さんの協力で北新区以外にも広げ、会の存続・発展を図っていきたいので、皆さまのご協力をお願いします」などと挨拶した。
その後、前会長の奥山健さん(代理・妻の奥山則子さん)に感謝状が贈呈され、奥山さんが謝辞を述べた。
加藤剛士市長が「50周年おめでとうございます。式典にふさわしい会場、記念誌の作成などを通して、当時の地域の皆さまの熱い思いが浮かんできます。高齢者の在り方も多様化しており、居場所や活動の場があることは大切です。今後も活動が地域の元気となりますよう、ますますのご発展を祈念します」。田中吉則名寄市老人クラブ連合会長が、「会員同士の親睦を深め、楽しく交流を続け、さらなる発展を祈念します」と、それぞれ祝辞を述べた。
式典終了後、祝賀会を開催。会員による民謡、詩吟、カラオケなどのアトラクションを実施し、出席者は、50年の思い出などを語っていた。