第50回北海道教育美術展(北海道造形教育連盟など主催)で、稚内大谷幼稚園年長の佐々木優衣ちゃんが奨励賞、年中の金澤陽仁くんが入選に輝いた。農作物や虫などを大きく描き、自然を表現した作品が評価され、2人とも喜んでいる。
同展は、道内の幼稚園・保育園児と小中学生から作品を募集。同園では毎年、全園児が描いた絵を集め、職員が選考した5点を応募。今月14、15日に札幌市旭小学校で行われた審査会の結果、優衣ちゃんの作品「大根のまわりにたくさん虫がいたよ」が奨励賞、陽仁くんの作品「幼稚園の畑で育てた人参の葉っぱにわらじ虫がのってたよ!」が入選に輝いた。奨励賞は全体で100点、入選は300点が選出された。
2人は秋に同園で収穫した農作物をテーマに大きく育った野菜から栄養を求めた虫達が集まってくる様子を力強く絵に表現。
優衣ちゃんは「賞をもらって嬉しかった。虫がたくさん来たところや大根の葉っぱを1本ずつ描くのを頑張りました」。陽仁くんは「ハチの絵を描くところを頑張った。植えてあったニンジンに集まった虫達を見て一生懸命に描くました」と受賞の喜びと作品作りを振り返った。2人とも絵を描くのが好きと話し「大きくなっても絵を描き続けたい」と力強く答えた。
受賞した2人の作品は札幌市の札幌市民ギャラリーで、1月8日から10日まで展示される。また、奨励賞受賞者のみ1月10日に同ギャラリーで表彰式が行われる。
(東賢人)
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