大人への仲間入り果たす 名寄市 「自覚と責任を持ち」 二十歳を祝う会で誓い新たに

 本紙管内3市町(名寄、下川、美深)の二十歳を祝う行事が11、12の両日に各自治体で開かれた。各会場には、振り袖やはかま姿などの新成人が集い、大人への仲間入りを果たすとともに、友人との再会を喜び合った。

【名寄】

名寄市の「二十歳を祝う会」は、12日午後3時からエンレイホールで開かれた。
「令和7年名寄市二十歳を祝う会実行委員会(井之口舞衣実行委員長)」が主催して開催。本年度の対象者は370人で、式典には約200人が出席。国歌斉唱に続き、実行委員の齊藤ひなのさんと佐々木勇哉さんのリードで市民憲章を朗唱した。
加藤剛士市長は「皆さんはこれから社会人として認められ、多くの権利と自由を手にする一方で、責任と義務が求められることになる。家族をはじめ、友人や地域の人たちなど多くの出会いと支えに感謝してほしい。人生は華々しいことばかりではなく、多くの苦難もある。一つ一つの出会いや支え合いを大切にすることで道が開ける。人との絆は、かけがえのない財産になることからも、手を携えながら未来を切り開いてほしい。若者らしくエネルギーあふれる行動で、名寄や北海道、日本を背負って立つ社会人として成長し、活躍することを期待している」。
来賓を代表して山田典幸市議会議長が「社会情勢や様式が目まぐるしく変化する中、新しい時代を切り開くには、若者の柔軟な発想や多様性への理解、情熱あふれる行動力が必要だと思う。若い力を存分に発揮して未来を切り開き、躍動していくことを大いに期待している。また、自分の意見や信念を持ち、感謝の気持ちを忘れずに歩みを進めてほしい」などと祝辞を寄せた。
二十歳を代表して沼田悠吾さんが「この20年間、私たちは多くの方々に支えられながら成長することができ、二十歳という大きな節目を迎えた。それぞれが自身の目標に向って、未熟だが精進している。社会に貢献できるよう大人としての自覚と責任を持ち、周囲への感謝の気持を忘れず、日々努力していく」と誓いの言葉を述べた。
アトラクションでは、中学校の恩師からのメッセージ動画が上映され、参加者たちは懐かしさに浸りながら見入っていた。最後に旅行券やギフトカードなどが当たる抽選会も行われ、大いに盛り上がった。
式典会場横の市民文化センター多目的ホールなどには、バルーンや金屏風(びょうぶ)などで飾られたフォトフレームが設けられ、久しぶりに会った仲間と記念撮影して楽しむとともに、中学や高校時代の思い出や近況などを笑顔で語り合う姿も見られた。

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