【下川】
新春町民書き初め大会が、同実行委員会(佐藤久美委員長)の主催で、11日午前9時半から町公民館で開かれ、多くの親子が一年の希望を筆に込めた。
恒例の新春書き初め大会だが、コロナ禍を経て中止も検討されたが、約50年にわたり続く書き初め文化を残していこう―と、昨年から実行委員会を組織し企画。今年も書道家の内田春蓮さんが指導に当たる紫書道サークルのメンバーが中心となり開催。
この日は小中学生と一般28人をはじめ、児童・生徒の父母ら合わせて約50人が参加。開会式で古屋宏彦教育長が「実行委員の皆さんの協力で、多くの皆さんが集まる中、書き初め大会が開催できることに感謝申し上げたい。楽しみながら作品を仕上げてもらいたい」と挨拶。
課題として、小学1・2年は「おとし玉」「うめの花」など。小学3・4年生は「光る大地」「元気な子」など。小学5・6年や中学生は「光風動春」「伝統文化」「早春の青空」「満天の星」などが挙げられた。
参加した小学校低学年の子どもたちは、父母や祖母からサポートをもらいながら筆を進める様子が見られた。小学校高学年や中学生らは、真剣な表情で紙と向き合い、筆にしっかりと墨を付け、講師の手本を参考にしながら力強い筆運びで作品を仕上げていた。
また、昼食時には、地元農家から提供されたもち米を使って有志が餅つきを行い、雑煮として参加者に振る舞われ、好評を得た。
書き初め作品は23日まで公民館1階ロビーで展示され、同日午後6時から表彰式を予定している。
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