大慶寺で水行 厳寒ものともせず頭上から冷水

大慶寺で行われた水行

稚内市の大慶寺で12日、今年1年の開運厄除けを祈願する星まつり祈祷祭が開かれ、檀信徒が見守る中、僧侶が水行で身を清めた。
この水行は宗派の年中行事、星まつりにあわせ、先代の住職が約70年前に始めてから新年最初の祈祷として毎年行われている。
日蓮宗の中でも荒行とされる修行を修めた僧侶のみが行うことが出来る祈祷で、今年は東京から駆けつけた新渡戸考乗さんと苫前町の妙宣寺の新渡戸円乗住職が下帯姿で屋外の日蓮像前に張られた結界で読経。穏やかな天候だったが、氷点下2・8度の寒さの中、勢いよく手桶の水をかぶり、集まった約70人の檀信徒は手を合わせ、水行が終わると結界の縄に下げられた幣(しで)を厄除けに良いとして持ち帰っていた。
このあと本堂で加世本雄住職が「今年1年の無事を祈り、一生懸命お題目を唱えます」と挨拶。厄払いで1年の無事を祈願した。(金子栄次)

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