【名寄】
名寄中学校3年の菊池楼紗さん(15)は、2月11日から16日までアメリカ・レイクプラシッドで開催される「2025FISノルディックジュニア世界選手権」のコンバインド(複合)日本代表選手として出場する。1月21日午後4時半に市役所名寄庁舎を訪れ、「集中して競技に臨みたい」と抱負を語った。
菊池さんは、父と姉の影響を受けて3歳からクロスカントリーに取り組んでいたが、リレハンメル五輪ノルディックコンバインド団体金メダリストで、名寄市スポーツ振興アドバイザーの阿部雅司さんの勧めもあり、小学2年からジャンプとクロカンのコンバインドを始めた。
昨年12月17日の第14回名寄コンバインドチャンピオン競技会で5位入賞、18日の第43回名寄コンバインド大会で6位入賞。両大会では、15歳以上20歳未満の選手から4人を、ノルディックジュニア世界選手権のコンバインド日本代表選手として選考した。
両大会の優勝選手はワールドカップと世界選手権への出場となるため、優勝選手を除いた対象年齢選手では、菊池さんが両大会ともに4位となり、代表選手に選ばれた。
菊池さんは、阿部さんとともに市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長と岸小夜子市教育長に出場決定を報告した。
代表選手に選ばれたことで「目標にしていたが、高校生との差を感じて選ばれるとは思っていなかったことなので、うれしい」と笑顔を見せた。
1月29日の第103回全日本スキー選手権大会(長野県白馬村)、2月5、6日の第62回全国中学校スキー大会(長野県野沢温泉村)を経て、9日に渡米して現地入りするという連戦だが、「12月は調子が良くなかったが、今はだんだんと調子が上がってきている。現在、全日本強化指定選手に選ばれているが、来年も選ばれるように世界選手権では20位以内に入ることが目標」と語った。
また、「ジャンプは高校生と同じくらいの順位だが、クロカンでは離されてしまっているので、力を入れて練習している」と課題も話している。
11日からの世界選手権に向けて「不安なところもあるが、先輩たちが出場しているので安心して、集中して競技に臨みたい」と意気込んだ。
加藤市長は「世界の舞台に挑戦して、頑張ってきてほしい」と激励した。
阿部さんは「今回は大会を経験するだけでも十分。海外の選手と競い、差も感じて帰ってきてほしい。今後の練習で心構えが違ってくると思う」と語り、さらなる飛躍に期待を込めている。
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