【名寄】
名寄市少年少女オーケストラ(佐藤勝団長)の第8回定期演奏会が、23日午後2時からエンレイホールで開かれ、集まった多くの来場者に練習の成果を披露して感動を与えた。
同オーケストラは、2016年8月に日本最北のオーケストラとして発足。一般社団法人どさんこ青少年オーケストラ協会代表理事・音楽監督の助乗慎一さんが常任指揮者を務め、現在は園児から中学生、保護者ら約10人が在籍。生涯学習フェスティバルinなよろ、ふうれん街なか音楽祭などのイベント出演や、特養への慰問などの活動を展開。熊本ユースオーケストラとの熊本地震復興記念コンサートや、全道少年少女オーケストラフェスティバルでも中心的な役割を果たし、多方面な活動で青少年の育成と地域の音楽文化振興に活躍している。
今年の定期演奏会は、同オーケストラのメンバーをはじめ、旭川市少年少女オーケストラ、名寄高校吹奏楽部の賛助出演の他、ゲストに弦楽四重奏団「Quartatto Richesse(カルテット・リシェス)」の里美莉衣乃さん(ヴァイオリン)、井上葵さん(同)、大竹温子さん(ヴィオラ)、木村珠海さん(チェロ)を招いた。
第1部はカルテット・リシェスによるステージ。曲の解説も交えて進行し、「弦楽四重奏のためのノヴェレッテ op.15より」で開幕。「喜歌劇『メリー・ウィドウ』よりワルツ」「ジュピター」「『四季』より冬 第1・第3楽章」を披露、繊細で迫力ある演奏が来場者を魅了した。
第2部は、少年少女オケのメンバーをはじめ、旭川市少年少女オケ、名高吹奏楽部の他、カルテット・リシェスのメンバーも加わってのオーケストラステージ。
「花」をテーマに、花にちなんだものや、華やかな曲を披露。幼児や低学年児童による「チューリップ」で始まり、「おもちゃの交響曲」「エーデルワイス」「ばらのつぼみ」「チャンパの花」「世界に一つだけの花」など、出演者が心を一つにすてきなメロディーを奏で、来場者からは惜しみない拍手が送られていた。
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