ヘルメット購入で2000円、物価高騰支援に7000円 名寄市 ヨロカ行政ポイント付与の新事業

【名寄】

名寄市は本年度、自転車用ヘルメット購入支援事業と物価高騰対策臨時生活支援事業を対象にヨロカ(電子地域通貨)の行政ポイントを付与する。
本年度から新たに取り組む自転車用ヘルメット購入支援事業は、交通事故による被害軽減と着用促進を目的としたもの。
支援対象者は市内に住所を有する全ての人。ポイント付与の条件は、1日以降に購入した安全認証(SGマークやCEマークなど)を受けた新品(中古や個人売買、リサイクルなどは対象外)のヘルメット。
ポイント付与を受ける方法は、ヘルメット購入後、ヨロカカードかアプリ、申請者と使用者の本人確認書類、領収書・レシート、安全認証が確認できるものを持参して、市役所名寄庁舎環境生活課、風連庁舎地域住民課、智恵文支所で申請すること。
申請開始は5月からで、審査を通過すると、最大2千ポイント(2千円分)の行政ポイントが付与される。ポイントは申請の翌月に付与される予定。
また、市ホームページから電子申請もできるため、担当する市環境生活課では「自分の命を守るためにも、事業を活用してヘルメットを購入していただき、自転車乗車時に着用してほしい」と呼びかけている。
物価高騰対策臨時生活支援事業は、市民の生活安定と地域経済の活性化を図るため、市内に住所を有する全世帯に対して7千ポイント(7千円分)を付与する内容。
1万ポイントを付与した前回と同様、案内文とポイント引換券を対象世帯に郵送し、市役所名寄庁舎、風連庁舎、智恵文支所、名寄商工会議所、風連商工会でヨロカカード・アプリにチャージできるようにする予定。
担当する市産業振興課では「引換券の郵送や付与の具体的な時期は現在協議中」と話している。
この他に市は、運転免許を自主返納した市内在住者を対象に1万ポイントを付与する支援事業にも取り組んでいる。
市内でも高齢化が進む中、高齢者を中心とした交通事故の未然防止や、自主返納しやすい環境の充実などを目的に、昨年からスタートさせた事業だ。
警察署で免許の返納手続きを行い、その際に交付される取り消し通知書と穴を開けられた免許証、ヨロカカード・アプリを、名寄庁舎環境生活課、風連庁舎地域住民課、智恵文支所の各窓口に持参して申請すると、後日、1万円分の行政ポイントが付与される。
担当する市環境生活課では「自主返納した場合は申請してポイントを受け取ってほしい」などと呼びかけている。

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