チーム一丸となって挑む 名寄パワーリフティング協会 初出場の古暮さんら5人 春の全道パワリフ選手権大会へ

【名寄】

全道大会に出場する細川さん、武田さん、古暮さん、
竹内さん、加藤さん(左から)

 名寄パワーリフティング協会(長谷川充保会長)のメンバーたちは、26、27の両日に江別市青年センターで開かれる「2025春のパワーリフティング選手権大会」に出場する。昨年に続いて団体戦にもエントリーし、リーダーの竹内謙太さん(43・道北なよろ農協)は「チーム一丸となって頑張りたい」と意気込む。
 同大会は、北海道パワーリフティング協会が主催する春の全道大会。国民スポーツ大会パワーリフティング公開競技の第11回北海道代表選考会、全日本高校パワーリフティング選手権大会の第9回北海道予選会、第38回北海道団体戦も兼ねて開催する。
 名寄協会からは、男子59kg級(4人出場)に武田佳和さん(50・名寄市役所)、男子74kg級(21人出場)に加藤寛之さん(44・陸上自衛隊名寄駐屯地)、男子83kg級(18人出場)に古暮耀さん(20・陸上自衛隊名寄駐屯地)、男子93kg級(11人出場)に竹内さん、男子105kg級(5人出場)に細川広一さん(55・第一建設株式会社)がエントリーする。
 古暮さんは、自身初めての大会出場。筋力トレーニングに取り組んでいる中、同僚の加藤さんがパワーリフティングをしているのを見て、3月から本格的に始めた。
 開始当初はベンチプレス120kg、スクワット100kg、デッドリフト140kgの合計360kgだったが、現在はベンチプレス125kg、スクワット145kg、デッドリフト175kgの合計445kgにアップ。「皆さんからのサポートをいただきながら、重量が伸びている。皆さんと筋トレをするのは楽しい」と話す。
 自分の実力を試したい―と大会に初めて出場することに。目標は合計450kgに設定、ベンチプレスで5kgの上積みを目指す。
 全道大会でエントリーする83kg級は選手が多く、強豪選手もいる中で「自己ベストを更新したい。6月に北見市でベンチプレスの大会があるので、それを見据えて強化していきたい」。
 週4回、名寄市スポーツセンターのトレーニングルームに通っており「将来は全国で優勝したいので、毎日コツコツと練習していきたい」と意欲を見せる。
 竹内さんは、体のコンディションが良くなかったとのことで「少しずつコンディションを整えているところ。今できるベストを尽くして、マスターズⅠ(40歳代)標準記録の合計525kgを突破したい」。
 細川さんは、痛めていた肩が回復し「今年に入ってから、けがもなく、徐々に力を付けている。ベンチプレスも良く仕上がっており、自己ベストを上回る合計540kgを挙げたい」。
 加藤さんは「けがをしないように大会では楽しく頑張りたい。トータルで600kgは挙げたい。毎年、1回は大会に出ることが目標です」。
 武田さんは、10年ぶりに3種目(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)の大会に出場。「選手が増え、大会の運営スタッフに専念してきたが、若手が育ってきたので、久しぶりに出場できるタイミングとなった。日本グランプリのマスターズⅡ(50歳代)標準記録の327・5kgを挙げたい。今後も機会があれば大会に出たい」と語る。
 団体戦は昨年、29年ぶりに出場。今年もエントリーし、武田さん、加藤さん、古暮さん、竹内さん、細川さんのメンバーで挑む。
 今年の団体戦には10チームが出場。個人戦の各選手の成績をポイント化し、合計得点で順位を決定する。
 竹内さんは「昨年は4位だったので、今年は一つでも上の順位を目指したい。チーム一丸となって頑張りたい」と意気込む。

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