1996年9月3日、茨城県鹿島市の生まれ。大学卒業後、IT企業に就職してプログラマーを務めた。
東京競馬場(東京都府中市)の付近に住んでいた時期もあり、馬の育成など畜産の仕事に興味があって探していたが、ネット検索で美深のチョウザメ飼育が出てきたことに興味が湧き、2022年6月1日から美深町地域おこし協力隊員として、チョウザメの養殖や販売事業に携わっている。
活動を通して「チョウザメはキャビアを持つまでに10年前後かかり、すぐに実を結ぶものではないことを実感した」と話す。
一方で「毎年、キャビアを作る時期になって、良い出来になった―と感じる時がとても楽しい」と語り、びふか温泉の宿泊客向けにチョウザメ料理をはじめ、町内の飲食店で魚肉を使った料理を出している店が増えており、「おいしい-という声を聞くと、うれしい」と、やりがいを感じている。
美深町の印象で「雪が多い所で、助け合いの精神が強い土地柄。まちの規模に対して多くのイベントが開催され、活気がある。飲食店も増えてきており、観光にもつながってほしい」。
今年5月31日で任期満了となるが、6月から美深町の会計年度任用職員として引き続き、チョウザメ事業に携わる。
今後で「昨年から高級ホテルにキャビアを卸すことが増えており、今年はキャビアがどの時期から取ることができるのか検証したい」と意気込む。
キャビアは、冬に向けて餌を控え、魚体の脂肪が減る10月から採取できるが、品種によってはキャビアが柔らかくなってしまうものもあるため、夏から採取できるかどうか模索している。
趣味は釣り、山菜採り。どちらも美深に住んでから始めたもので、釣りはサケやワカサギがメインで「これからはサクラマスも釣ってみたい」。山菜はギョウジャニンニクで、他の山菜も採ってみたいとのこと。