【下川】
下川町認定こども園「こどものもり」(古屋いづみ園長、64人)の4歳児15人と5歳児17人が、23日午前10時から、美桑が丘の森で白樺樹液の採取・試飲を体験した。
同園では、年間の保育計画の中に「森の遊び」を取り入れ、毎月1回、美桑が丘の森の森林を通して、園児たちにさまざまな体験をさせている。
当初は、17日を予定していたが、天候が悪く23日に延期。園児たちの願いがかなったように、当日は天候に恵まれた。
4歳児と5歳児に分かれて玄関前に集合した園児たちは、元気いっぱいの笑顔を見せていた。
NPO法人森の生活(麻生翼代表理事)の職員が協力。
出発にあたり、森の生活の職員が「森のあそびの約束」として、園で定める①森に落ちているものなどを勝手に食べない②大人が見えない場所に行かない③棒などを振り回さない―の三つを園児に話し、園児たちは「はーい」と大きな声で返事をして出発した。
途中、ニラ栽培の見学や、フキノトウのつぼみをとったり、松ぼっくりを拾ったりしながら、美桑が丘の森を目指した。
到着後は、森の生活職員の長尾綾さんが、白樺の木にドリルで穴を開けて樹液を採取した。
ドリルで穴を開けた後、樹液がしたたり落ちると、園児たちから「白樺の木から涙が出ているよう」などの歓声が聞かれた。その後、チューブを使ってペットボトルに樹液を採取。「たくさん出ているね」などの声が上がっていた。
試飲は、事前に採取していた樹液で行った。園児たちは「白樺の樹液、ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えて試飲した。
園児からは、「水みたい」「少し甘い」「おいしい」などの歓声が上がっていた。
試飲後は自由遊び。今年度初めての森の遊びということもあり、自然の中で満面の笑みを浮かべ、楽しんでいた。

見学した

園児たち

樹液を見つめる園児


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