芳賀さん シンクロ優勝 石谷さん、中村さん全国大会へ 美深協会 北海道Jrトランポリン選手権で健闘

【美深】

全道大会で活躍した美深トランポリン協会のメンバーたち

 美深町トランポリン協会(荒谷博文会長)のメンバーたちが、第41回北海道ジュニアトランポリン競技選手権大会で健闘。芳賀寅之助さん(美深小6年)がシンクロ男子中学生の部で優勝。石谷蕾香さん(名寄高1年)、中村美陽さん(同)は第50回全国高等学校トランポリン競技選手権大会への出場認定を受けた。
 同大会は、北海道トランポリン協会が主催、北見トランポリン協会が主管し、4月26、27日に道立北見体育センターで開かれた。
 美深協会は、個人戦女子高学年の部(24人出場)で石谷和香乃さん(美深小6年)が6位、同高校生の部(9人出場)で石谷蕾香さんが5位、中村さんが6位。シンクロ女子高校生の部(4組出場)で中村さん・石谷蕾香さんペアが準優勝。
 団体戦男子の部(7チーム出場)で石谷南智さん(美深小4年)、北野太基さん(智恵文小中4年)、芳賀さんのチームが4位。個人戦男子高学年の部(24人出場)で芳賀さんが準優勝、石谷南智さんが6位。シンクロ男子小学生の部(6組出場)で石谷南智さん・北野さんペアが5位。同中学生の部で芳賀さん・湊谷幸司さん(士別協会、士別中1年)ペアが優勝した。
 石谷蕾香さん、中村さんは基準得点をクリアし、8月1日から3日まで愛媛県宇和島市で開かれる第50回全国高等学校トランポリン競技選手権大会への出場認定を受けた。
 小中学生のジュニア選手は今後、ビデオ審査を受け、各クラス上位50人は、8月9、10日に石川県金沢市で開かれる第11回全日本トランポリン競技ジュニア選手権大会への出場権を獲得する。
 大会を終えて、芳賀さんは「シンクロは3回連続で優勝。決勝では少し失敗しましたが、勝つことができました。個人の決勝は2回宙返りを入れて挑み、高さを上げて跳ぶことができました」と振り返る。
 今後の大会は採点方法が変更され、特に演技点の採点が厳しくなることから「演技点と難度点を上げたい。難しい技にも挑戦し、これからの大会につなげたいです」と意気込んでいる。
 中村さんは「個人は決勝で練習通りにできず、演技点が伸びませんでした。シンクロは同時性が良く、良い演技ができたと思います。初めての全国大会なので、悔いの残らないように良い演技をしたいです」。
 石谷蕾香さんは「個人は決勝でいつも通りの演技ができてよかったです。シンクロは個人的にうまくいかなかったと思いましたが、同時性が良くて、びっくりしました。全国大会ではもっと良い点数を取れるように練習を頑張りたいです」。
シンクロの部では1位との差がわずか0・04点差で、悔しさを見せている。
石谷和香乃さんは「最初は緊張しましたが、跳び始めると良い感じで演技できました。今回は6位だったので、次はメダルを取りたいです」。
 石谷南智さんは「練習通りうまく跳ぶことができました。今後はルドルフ(前方に1回転宙返りしながら横に1回半捻る技)ができるようになりたいです」。
 北野さんは「個人ではうまくいかなかったので、台の真ん中で高く跳べるようにしたいです。10本を通してきれいに跳べるようにしたいです」と意気込んでいる。
 指導に当たる奥山貴弘さんは「小学4年生が高学年の部で入賞でき、健闘していた。高校生シンクロはわずか0・04点差で2位となり、この悔しさをバネに全国大会で頑張ってほしい。本年度最初の大会で、これをきっかけにさらに頑張ってほしい」と期待を込めている。

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