【美深】
美深柔道スポーツ少年団(加藤保昭代表)の団員たちが、第43回北部北海道少年柔道大会に出場。武島承太郎さん(美深小4年)が個人戦小学生重量の部で優勝、加藤煌太さん(美深中2年)が個人戦中学生軽量の部で準優勝し、活躍した。
宗谷新聞社、稚内地方柔道連盟が主催し、11日に稚内市総合体育館で開催。今年は同連盟創立70周年記念大会として開催し、稚内をはじめ、美深、名寄、旭川、羽幌、紋別などから全体で140人が参加した。
美深少年団は、武島さんが個人戦小学生重量の部(15人出場)で優勝。同大会は小学4年生以上を対象としており、初めての出場で優勝に輝いた。
また、対戦相手は5、6年生で、体格の大きな選手が多かったが、決勝では6年生の選手に背負い投げを決めて「一本」を取って制した。
優勝したことに「金メダルを取れて、うれしいです。最初は優勝できないと思っていましたが、だんだん緊張もしなくなって優勝できました。相手は6年生が多くて強かったですが、仲間の応援もあって勝てました。背負い投げを決めた時は気持ちよかったです」と振り返る。
18日には千歳市開基記念総合武道館で開かれる第22回北海道小学生学年別柔道大会(北海道柔道連盟主催)に出場することになっており、「全道大会で優勝し、その後の大会でも優勝したい。得意技の内股、背負い投げを極めたいです」と意気込んでいる。
加藤さんは個人戦中学生軽量の部(23人出場)で準優勝。「決勝で敗れて悔しいです。組み手は負けていなかったですが、自分が受けたことのない技で投げられてしまいました。3年生が多くいる中で勝ったので、自信になりました。練習通りに自分の力を発揮できました」と振り返る。
今後に向け「来年の北部北海道大会は優勝したいです。大内刈り、体落としは決めていますが、払い腰など他の技も強化したいです」と見据える。
代表の加藤さんは「小学生は本年度初めての大会。積極的に攻めていて内容が良かった。試合を通して反省点も見つかっているので、改善して今後の試合に挑んでほしい。けがなく元気に柔道をしてほしい」と期待を込めている。