名寄市在住の当時70代女性、SSさんからいただいた思い出を抜粋して紹介します。
SSさんは幼少のころ、家に愛馬がいたとのことで、子ども心に残っている歌2曲を、つづってくれました。
愛馬行進曲「♪く~にを出てからいくとせぞ~共に死ぬ気でこの馬と、う~まよぐっすりねむれたか、取った手綱に血がかよう」。筆者が調べたところ、「愛馬進軍歌」と呼ばれる軍歌の一節が、基になっていると考えられます。
めんこい子馬「♪ぬれた子馬のたてがみを、なでりゃ両手にあさのつゆ、お腹こわすな、風邪ひくな、ほら元気で高く鳴いてみろ、ハイドハイド、鳴いてみろ」。これは1番と2番の一節と思われます。昭和16年3月公開の東宝映画「馬」の主題歌で、4番まであるようです。
当時、SSさんの家には蓄音機とレコードがあり、蓄音機を回して歌を聴きながら、奥座敷で遊んでいたそうです。
<今回は名寄新聞の2016年3月7日付掲載記事を基に再構成しました>