【名寄】
地元出身のプロバスケットボール選手として活躍する大塚裕土選手(所属チーム・アルティーリ千葉)が、18日午前10時50分に市役所名寄庁舎を訪問。大塚選手がキャプテンを務める同チームがB1リーグへの昇格を決め、加藤剛士市長に凱旋報告した。
小学4年生からバスケを始めた大塚選手は、名寄東中学校を卒業後、強豪校として知られる札幌の東海大四高校に進学。その後、東海大学に進み、2012年からプロ選手としての生活をスタートさせ、宮崎、秋田、東京、富山などのチームを経て、21年から現チームに所属している。
所属するアルティーリ千葉は20年に創設された新しいチーム。大塚選手は創設当初からキャプテンを務めており、Bリーグ参入1年目の21―22シーズンにB2リーグ昇格、3シーズン連続の同リーグ東地区制覇。さらに、今シーズンはクラブ史上初となるリーグ戦ホームゲーム全勝の快挙を成し遂げて優勝するとともに、悲願のB1リーグ昇格に大きく貢献した。
また、大塚選手は昨シーズンに続き、今シーズンもリーグ戦の3ポイント成功率が1位(平均39・6%)となり、チームの大きな原動力として活躍した。
同チームは26―27シーズンからのBリーグプレミアへの参入も決定している。
凱旋報告では、来庁した大塚選手を多くの職員が拍手で出迎え、花束を手渡した。
市長応接室に移動後、大塚選手は「時間はかかったが、今年は良いシーズンとなり、B1リーグに昇格することができてうれしい。年齢的にあとどれくらいプレーできるか分からないが、来シーズンは上位8チーム内のプレーオフ進出を目指したい。また、レバンガ北海道と同じリーグとなったため、北海道での試合も楽しみにしている」などと喜びを報告した。
大塚選手は17日に帰名。同日夜には名寄ミニバスケットボール少年団の女子チーム練習に参加したとのことで、「ミニバス時代にお世話になり、今は自分のできることを還元したい」。また、選手活動の中で名寄のPRもしており、「より名寄の認知度が上がるような活動もしていきたい」と話した。
加藤市長は「おめでとう」とB1リーグ昇格を祝福し、「来シーズンの活躍も期待している」と激励した。

大塚選手(左)


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